勝手気ままな『事務局日誌』です。
環境・時事問題から健康法まで幅広く書いています。
★過去ログはこちら→ 2003年 8月  9月  10月  11月  12月  
               2004年 1月  2月  3月  4月   5月  6月
                    7月  8月  9月  10月  11月  12月
               2005年 1月  2月  3月  4月  5月  6月

2005/7/27(水) 潮見橋問題
今再び、鹿児島市で、石橋の解体、移転問題が起きている。甲突川の5石橋のときは、大論争、座り込みまで起きた。今回は、どういう展開になることか。
鹿児島市の南部(谷山・和田)、和田川にかかる「潮見橋」は、もう市内では唯一の石橋となっている。1890年に築造されたということだから、もう115年、和田地区に住む方々にとっては、生活の一部となってきた。3連アーチで、重厚な橋。今も車が行き交う、見た感じでは、まだまだ現役という感じ。
しかし、昭和58年から始まった河川改修工事に伴い、いよいよ潮見橋まで工事着手計画が進んできた。市は「風化、劣化、ひび割れが進んでいるため、現地保存は不可能」という見解。115年も経てば、それもそうなのかもしれないとは思うが、このまま壊すのは、なんとも“もったいない!”
23日には地元の人たちを中心に、潮見橋を見る会・語る会が執り行われた。古い物と新しい物との共存、接点が、うまい具合にみつけられたらいいのだが。
今日のエコニュース:政府は27日、来年度から経済産業省所管の独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」などを通じて、海外からの温室効果ガス排出枠購入を行う新たな制度をつくる方針を明らかにした。京都議定書の目標達成に用いる目的で、2012年ごろまでの購入量は二酸化炭素(CO2)換算で約1億トンを予定。購入費用は市場価格にもよるが、720億−1300億円程度と見込んでいる。初年度予算は100億円前後で、経済産業省や環境省が来年度予算の概算要求に盛り込む。具体的には、発展途上国や他の先進国で削減事業を行う企業とNEDOなどが直接契約を結んで排出枠を買う方式や、民間の炭素基金に出資したり、入札を行うことで間接的に排出枠を取得する方法を検討。 (共同通信)


2005/7/26(火) エコライフを再チェック
会報「エコ通信」の第16号が、ほぼ出来上がった。今回の特集は、会員のみなさんのエコライフを再チェックしてもらおうと、事務局で考えた『エコチェックリスト』を載せてみた。
「省エネルギー」、「節水&水の汚染予防」、「ゴミ」、「食べ物」、「その他」のカテゴリーで、初歩的なものから、かなり達人的なものまで全45項目。
私自身も全項目○がつくわけではない。この頃、マイ箸を持ち歩いていないし、シャンプーリンスも、もっと環境配慮の物は売っているのに使っていない。ちょっと最近、緩んでいるなぁと思う。
人それぞれにできること、できないことがある。4R(使う(買う)のをやめる→使う(買う)回数を減らす→繰り返し使える物を使う(買う)→最後はリサイクルする)の段階の中で、少しずつでもできることを増やしていきましょう!
今日のエコニュース: 京都府は2003年12月、公共事業を従来の費用対効果の面だけでなく、環境面からも評価しようと、「『環』の公共事業行動計画」を策定。環境負荷の低減にとどまらず、公共事業を通じて自然や景観の再生、快適な環境づくりに取り組む方向性を打ち出した。ガイドラインは、一定規模以上の事業を対象とする環境アセスメントと違い、災害復旧や小規模を除く府のすべての公共事業を対象としたのが特徴で、府がまとめた手引に沿って運用される。府企画環境部は「ガイドラインは全国に先駆けた内容となったのではないか。政策決定のプロセスに、府民意見を反映させたい」としている。(京都新聞)


2005/7/25(月) ハスの花が咲きました
800年前のハスの種が眠りから覚め、今年初めて花を咲かせた。
岩手県平泉町の中尊寺境内跡から出土したハスの種を、2年前にハスに詳しい長島時子さん(恵泉女学園大学名誉教授)が譲り受け、栽培を試みていた。今年は1輪、直径24センチの“現代のハスより色が淡いピンク色”の美しい花が咲いた。
中尊寺の池跡(12世紀後半)の発掘調査で、地下約1メートルから、平安時代末期の土器などとともに出土した長さ約1.5センチ、幅約1センチの種。ハスの種は、ほかの植物の種子よりも外皮が硬いことや、土中にあったために外気の影響を受けず「休眠状態」になっていたため、800年も腐らずにいたらしい。
それにしても、植物の生命力には驚嘆する。現代でもコンクリートの割れ目に、草が生え花が咲いているのを見ると、力強さに感心するし、この暑さでも耐えている植物たちはすごいと思う。
人間の方が“命の力強さ”を忘れかけているのでは・・・ 人は、それぞれ花を咲かせる力がある。そのことを忘れないでいたい。
今日のエコニュース: 新築住宅に住む世帯の1%程度は家族が目の痛みや頭痛といったシックハウス症候群の症状を訴え、カビが生えるなど室内の湿度環境が悪いほど発症リスクが高いことが25日、厚生労働省研究班の調査で分かった。謎の多いシックハウス症候群について、発症率や住居環境との関係を全国規模で総合的に調べたのは初めて。研究班主任の岸玲子・北海道大大学院教授は「カビの発生や結露でアレルギーの原因物質が増えたり、建材が変化して化学物質が溶け出したりするのではないか。適切な湿度管理で症状が改善する可能性がある」としている。調査は2003年11月−04年6月に札幌、福島、名古屋、大阪、岡山、北九州の6市で実施した。(共同通信)


2005/7/24(日) アスベスト問題
アスベスト問題。労働者のみならず、その家族や周辺住民まで、恐ろしいほどの広がりをみせている。
しばらく前に、この事務局日誌でも、今後、大きな環境問題になるだろうと書いたことがあるが、それが急に現実となってきた。
1971年、今から34年前には既に旧労働省が、公害問題に発展する可能性があることを指摘していたという。旧環境庁にも伝えられていたが、実際に国が動き出したのは、75年に吹き付け作業全面禁止、89年に大気汚染防止法の改正でやっと特定粉塵として規制、という遅れ遅れの対策。
日本中で建物解体が進むであろう今後に、大きな心配が募る。とにかく、環境問題は、先手先手で進まなければ、取り返しがつかないことがあることを、今一度、国は認識してもらいたい。
今日のエコニュース: 6月の世界の平均気温が、1880年の統計開始以来、最も高かったことが22日、気象庁の解析で分かった。同庁気候情報課は「地球温暖化と、数年から数十年周期の気候変動の高温期に当たったため」と原因を分析している。同課によると、6月の世界の平均気温は、平年より0.64度高く、これまでの記録だった98年の0.62度を上回った。特に日本からインド東部、欧州西部、北米東部、南米北部などで高温が目立ち、スペインやモロッコ、ウルグアイでは、平年を4度以上も上回った地域があった。日本は、平年に比べ1.36度高く、過去4番目の記録だった。異常高温のため、インド東部やイタリア、スペインなど欧州西部では、熱波に見舞われ、死者が出る被害も出ているという。(共同通信)


2005/7/23(土) 私たちがしてはいけないこと
美しい高原で有名な尾瀬(福島、群馬、新潟県)で、今、新たな環境問題が発生している。観光客が食べ残したりこぼしたりした食べ物が、コケ類に過剰な窒素供給となり、植生に悪影響を与える可能性が高いことがわかったからだ。昨年だけでも34万人も訪れている影響が、じわじわ現れているらしい。
自然界は微妙なバランスの中で保たれている。私たちが無意識のうちに起こしている行動が、どんなに環境に負荷を与えていることか。
富士山も、たくさんの登山者によるゴミの散乱蓄積、糞尿による汚染で、美しい自然が破壊されている。
ビニール袋ひとつが海の中に漂うだけでも、散り散りになったビニール片はたくさんの魚、鳥、カメ、イルカたちの体内に蓄積、命に関わることも多い。
私たちはよく環境問題に対して「私たちにできること」という考え方をするが、今一度「私たちがしてはいけないこと」を考え、実践したい。
今日のエコニュース: 地球温暖化が進行した今世紀末には、日本列島の南の太平洋を流れる黒潮の流速が最大30%も速くなり、関東以西の太平洋沿岸で海水温が3度前後上昇するとの予測結果を、海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)と東大、国立環境研究所(茨城県つくば市)の共同研究チームが、21日発表した。同機構の坂本天研究員は「日本南方でふ化し、黒潮に乗って成長するサンマの生息域が変わるなど、漁業への影響が懸念される」としている。高性能スパコン「地球シミュレーター」を用いた成果で、米地球物理学連合の学会誌に掲載される。研究チームは、最新のモデルを用いて、大気中の二酸化炭素(CO2)濃度が現在の約2倍に高まった2100年ごろの状態を予測。日本周辺の海水の動きがどのように変化するか調べた。(共同通信)


2005/7/22(金) 最近のエコニュースあれこれ
◆日本の損害額4兆円近くに 温暖化で自然災害増加 (共同通信)
地球温暖化が現在のペースで進むと先進国では暴風雨による被害が拡大、日本では2080年までに台風による損害額が最大で年間340億ドル(約3兆8000億円)に達する可能性があるとの予測を英国の保険業協会が16日までにまとめた。
温暖化による気候変動がもたらす経済的損失を分析した数少ない研究の結果で、同協会は「温室効果ガスが増え続けると、自然災害で経済や社会は大混乱する」と警告。温室効果ガスの排出削減に努めるよう各国政府に求めた。
同協会の研究チームは、温暖化で各地の気候がどう変わるかを予測した結果と、過去のデータに基づき自然災害と社会的損害を予測する計算式とを組み合わせ、温暖化がもたらす自然災害で2080年までに発生しうる損害額を計算した。
◆【中国】ホルムアルデヒドで子供部屋7割がシックハウスに(中国情報局)
「北京市の子供部屋のうち7割以上がシックハウス」という衝撃的な調査結果が発表された。原因物質は最近、中国製ビールをめぐり波紋を呼んだホルムアルデヒドだ。17日付で中国新聞社が伝えた。この調査は、北京市産品品質監督検疫所、中国室内装飾協会室内環境観測センター(室内環境センター)、北京連合大学室内環境観測センター、北京安家康環境品質検査センターが共同で行ったもの。北京市内にある、改修して1−2年以内の子供部屋500室が調査対象となった。
1立方メートルあたり0.1ミリグラムの国家基準を超えるホルムアルデヒドが検出された部屋は361室で、全体の72.2%を占めた。最高で、基準値の8倍もの濃度のホルムアルデヒドが検出された。
室内環境センターの宋広生・主任は「高温の夏は、ホルムアルデヒドの濃度が他の季節より20−30%高い。子供部屋の木製家具、プラスチック製のおもちゃ、カーテンなどがホルムアルデヒドの発生源だ」「夏休み期間、子供は1日の80%の時間を室内で過ごすため、ホルムアルデヒドを長時間吸入すれば、白血病が容易に誘発される」と危険性を指摘している。
中国では白血病の患者は毎年4万人増えているが、そのうち半数は子供で、2−7歳児が多い。北京市児童病院で白血病にかかった子供のうち、90%近くが家を改修したばかりだったというデータもある。


2005/7/20(水) ネイチャーゲーム
ネイチャーゲームとは、1979年に、アメリカのナチュラリストのジョセフ・コーネルさんによって、考案された自然体験プログラム。いろいろなゲームを通して、自然の不思議や仕組みを学び、自然と自分が一体であることに気づくことが目的となっている。
そのネイチャーゲームのリーダー養成講座が今月末、鹿児島で開催される。
日程:7/29(金)〜7/31(日)(2泊3日)
場所:鹿児島県立青少年研修センター
参加費:一般 24,000円、会員・学生 23,000円、
子供たちと自然の中で、楽しくゲームし環境を学ぶというのは、なんて素敵なこと。家の中での、仮想空間のゲームで遊ぶ子どもたちを、外に引っ張っり出したくなる。
各地で、こういうリーダーが増えることはとてもいいことだと思う。
詳しくは「みんなの掲示板」か、「日本ネイチャーゲーム協会」のHPをご覧下さい。
今日のエコニュース:高級香料であるムスク(麝香(じゃこう))の代替品として化粧品や香水に使われ、欧米では環境汚染が指摘されている人工香料「HHCB」が、有明海と八代海にすむ小型鯨類のスナメリや魚介類に蓄積していることが熊本大と長崎大、京都大の共同研究グループの分析で16日分かった。HHCBは生物の酵素のバランスを崩し、ホルモンに似た働きをする疑いが指摘されている。今回の研究で胎盤を通り胎児に移行することも判明。グループの中田晴彦熊本大助手は「合成香料が海の生態系の中で非常に濃縮されやすいことが分かった。日本の沿岸域や、欧州で高濃度の汚染が確認されている下水処理施設周辺などを含め、詳しい調査をする必要がある」と話している。 (共同通信)


2005/7/19(火) ガラクタのお片付け
この頃、少しずつだが、身の回りの雑多な物たちが片づいてきた。ただ単に私が片付けたということだが、その気になったのも、『ガラクタ捨てれば自分が見える』(カレン・キングストン)という本のおかげ。
著者曰く、“ガラクタとは”、使わないもの/好きではないもの/整理されていない、乱雑なもの/狭いスペースに無理に押し込まれているもの/未完のもの、すべて。
このいわゆる“ガラクタ”たちが私たちの家にはいかに多いことか。25年「スペースクリアリング」という分野を開拓してきた彼女の経験から、平均的な家にある物の約半分が“ガラクタ”だと断言している。確かに、私の家でも、いつかは使うだろう。。。思い出があるから。。。頂き物だし。。。、おもいきって捨てたら押し入れの中の物は半分になるかもしれない。
更に著者曰く、“ガラクタの与える影響とは”、持っていると、疲労感をおぼえ、無気力になる/過去の呪縛をためこむこと/体の働きも滞らせる/あなたの体重にも影響を与える/混乱のもとになる/人々の対応にも影響を与える/何事も延期しがちになる/不調和が起きる/不調和が起きる/自分を恥じるようになる/人生の展開が遅くなる/気分が欝になる/超過荷物になる/感性が鈍り人生の楽しみを味わうことができなくなる/余分な掃除を強いられる/整理整頓が悪くなる/健康に悪く、火事の危険性を招く/好ましくない信号を発する/お金がかかる/大切なことに頭がいかなくなる
ガラクタ(物)によって、こんな症状が引き起こされているとは、思ってもいないことだった。でも、実際考えてみれば思い当たる。物が散らかっていると気も散るし停滞する。そして、不必要なマイナスエネルギーが充満して、更に悪循環をまねく。
物を片付けることは、心にも人生にもいいことみたいだ。
今日のエコニュース: 誰でも実践しやすい環境対策として、停車中の自動車のエンジンを止めるアイドリングストップ普及を目指すシンポジウムが14日、東京都千代田区で開かれた。主催者の省エネルギーセンターの担当者が、実証実験で得られたデータに基づいて、アイドリングストップの省エネや環境保護効果を報告。「エンジンを5秒間停止すれば、再始動で使う燃料の量を上回る省エネ効果が得られる」などと、普及への協力を訴えた。後援した経産省、国交省、環境省、警察庁の4省庁からも、省エネ問題の担当者らが出席。京都議定書の発効に伴い急務となった二酸化炭素(CO2)排出量の削減目標達成に向けた政府の省エネルギー対策を紹介した。 (共同通信)


2005/7/16(土) 朝礼発表会に参加して
今日は、鹿児島南倫理法人会が主催した「企業朝礼発表会」に参加してきた。
倫理法人会とは、経営者が純粋倫理の学習と実践によって自己変革し、職場に活力朝礼を導入し、会社全体を活性化し、経営のみならず、各家庭や地域社会にまで、健全な和を広げていこうという理念に基づいて設立された組織。現在、参加企業は全国で4万社を超えている。
私も以前勤めていた会社が倫理法人会に入っていたので、倫理研究所発行の「職場の教養」という小冊子を使って、毎日朝礼を行っていたし、今も「地球環境フォーラム鹿児島」自体が鹿児島南倫理法人会の会員となっている。
今日は、鹿児島南の会員企業6社が日頃の朝礼の様子を約200名の前で披露した。造園業、ユニフォーム販売業、歯科、建設業、印刷業、自動車解体・リサイクル部品販売業の6社。6社6様のいづれも素晴らしい朝礼だった。
まさか、朝礼で“感動する”とは思ってもいなかったが、実際には鳥肌が立つような朝礼もあり、これほどまでに朝礼に、熱意と規律と連帯を盛り込めるものかと驚いた。
よく「言葉には力がある」と言われるが、大きな声でハキハキと返事や挨拶、連絡事項などをされると、心のみならず身体全体に響いてきた。
私も今日の朝礼発表会に参加された方々を見習って、朝から元気良く、明るく、動かなくっちゃ!と思った。
 ※鹿児島南倫理法人会のHP
今日のエコニュース: 松下電器産業は12日、国内のグループ全220事業所で、広告用ネオンサインを今月21日から9月末まで消灯することを明らかにした。地球温暖化対策に前向きな姿勢を示し、企業イメージ向上につなげる。これほど長期間、大規模に実施するのは珍しい。「パナソニック」「ナショナル」と表示したネオンサインを毎晩午後8時に一斉消灯し、夜通し消したままにする。温暖化対策として、環境省の呼び掛けで2003年に始めた夏至の日限定の取り組みを、夏全体に拡大することにした。試算では、この期間で二酸化炭素の排出量を約80トン減らせ、電気代も約200万円節約できるという。(共同通信)


2005/7/15(金) 暑い日に飲みたい物と言えば・・・
今日の日差しは、久しぶりに強烈だった。朝8時頃には、もう真夏を思わせる暑さ。「これはもう梅雨明けかなぁ」と思っていたら、案の定午前中には、鹿児島も梅雨明け宣言。外で仕事をされる方々には、本当に過酷な時期になってきた。
さて、夏と言えば、ビールが欠かせない!という人も多いだろうが、今、中国ビールで暑い、、、違った、、、熱い論争が繰り広げられている。
それは、中国の一部のメディアが、「中国製ビールには、発ガン性が指摘されるホルムアルデヒドの成分が多量に含まれている」という報道をしたため、中国のビール業界や、日本など中国産ビールを輸入している国々では反論や事実確認に追われているという。
ホルムアルデヒドの食品への添加は食品衛生法で禁止されている。しかし、厚労省に入った情報によると、ビールの沈殿物を除去する工程で通常は人体に無害なシリカゲルなどを使うが、中国のビール業者は価格の安いホルムアルデヒドを使用している恐れがあるという。
日本では最近、中国産ビールの輸入量が急増していることもあり、この問題は無視できない事態になっているようだ。
今日のエコニュース:アスベスト(石綿)による健康被害の広がりを受け、環境省や厚生労働省などの関係省庁は12日、被害の実態把握など対応策の進ちょく状況を報告した。会議の中で文部科学省は学校の校舎に石綿が使われていることが表面化した87年に全国調査を実施し、公立の小、中、高校計1337校での使用を確認したことを報告した。(毎日新聞)


2005/7/14(木) 暑いです。。。
政府が、夏のビジネス軽装「クールビズ」を提唱して約1ヶ月。鹿児島でも、市役所などの職員さん達は軽装が一般的になっているが、いわゆる普通のサラリーマンさんたちは、相変わらずの服装。まだまだ、ビジネス界では軽装が受け容れられていないようだ。
また、電車やデパート・スーパーの中は、今年も涼しすぎるほどの設定温度。しかしそれは、設定温度を上げられない事情もある。人の出入りが多いところは、ドアの開閉が頻繁なため、温度を低めにしがち。また、スーパーなども生鮮食品や飲み物、冷凍食品などがオープンケースで陳列されているため、店内全体が冷えていないと傷みやすいし、かえって冷蔵庫・冷凍庫の負荷が大きくなる。
それぞれの事情があり、なかなか進まない温暖化対策。でも、このままでは近い将来の崩壊は避けられない。とは言え、暑いよなぁ。。。扇風機も生ぬるい風を回すだけ。土のある所だったら夜間は冷えてくるのだが、コンクリートとアスファルトで固められた街の中では、そうもいかない。エアコンを使っても致し方ないところだが、今年もどこまで我慢できるか、、やせない“やせ我慢”になっている。。。(^^;
今日のエコニュース:松下電器産業は12日、国内のグループ全220事業所で、広告用ネオンサインを今月21日から9月末まで消灯することを明らかにした。地球温暖化対策に前向きな姿勢を示し、企業イメージ向上につなげる。これほど長期間、大規模に実施するのは珍しい。「パナソニック」「ナショナル」と表示したネオンサインを毎晩午後8時に一斉消灯し、夜通し消したままにする。温暖化対策として、環境省の呼び掛けで2003年に始めた夏至の日限定の取り組みを、夏全体に拡大することにした。試算では、この期間で二酸化炭素の排出量を約80トン減らせ、電気代も約200万円節約できるという。 (共同通信)


2005/7/12(火) ハッカ油
友人が北海道のおみやげとして“ハッカ油”をくれた。私も3回、北海道に行ったことがあるが、そこでハッカ油を見聞きしたことはなかったので???友人曰く、「虫さされや筋肉痛にいいんだよ」
毎年、虫さされに嘆いている私は、ちょっとハッカ油について調べてみた。
もともとユーラシア・アフリカ大陸原産のシソ科の多年草であるミント類。雑交配を繰り返しながら世界中に広がり、その一種がハッカ(薄荷)。ハーブ(薬草)、香辛料、中国では漢方薬として使われ、日本には中国から西暦600年頃に入ってきたというのが定説。ただし、日本でも“めぐさ”というハッカと同じような植物も自生していたらしい。
昭和初期には、北海道の北見地区で世界シェアの約7割も生産するほどになっていた。しかし、戦争、政府の減反政策(食糧難のため食べられる物の作付けが優先)や、安価なブラジル製品の台頭、人工合成物の普及で、昭和末期にはほとんど作られなくなり、今や貴重品になっているとのこと。
効能としては、眠気覚まし、気分転換、筋肉痛の緩和、口臭・体臭の防止、頭痛・肩こりの緩和、かゆみの鎮静、保温効果。。。など。
近代医学で作られた“薬”の薬効はもちろん強力だが、自然界の恵みとしての“薬”も、素晴らしい力がある。ハッカ油をぬりながら、スースー感を楽しんでいる。
今日のエコニュース:主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)で、参加した8カ国(G8)は地球温暖化防止のため早急な対策が必要だという点では意見が一致したものの、数値目標は設定しなかった。サミットで交渉役を務めているドイツ経済労働省のプファフェンバッハ次官が明らかにした。ロイター通信が入手した声明の草案は、人類の活動が地球温暖化の大きな要因と指摘。地球温暖化を引き起こす温室効果ガスの排出を規制する必要性を指摘している。一方で、先進国に温室効果ガス(二酸化炭素=CO2)の削減を義務付けた京都議決書には若干しか言及していない。フランスのシラク大統領は、「われわれが望んでいたほど踏み込んだものとはなっていなくても、京都議定書に調印した7カ国と米国が、この最重要課題に関して対話と協力を再開させるということは、私の目にはひとつな重要な成果だ」と語った。また、プファフェンバッハ次官は記者団に対し、「草案の内容は承認されており、もう変更はない」と述べた。草案には、ブッシュ大統領が強硬に反対していた、温暖化の主因は人類の活動にあり対策が必要だとする科学者の意見も盛り込まれている。(ロイター)


2005/7/10(日) 「われは海の子」の参加者を募集
ゴムボートで錦江湾一周を 「われは海の子」参加募る
国立大隅少年自然の家(鹿屋市)は29日から8月8日の日程で開く「われは海の子」の参加者を募集している。錦江湾を9日間かけてゴムボートで一周する夏休み行事で、小学五年から高校生までが対象。募集締め切りは12日。
同自然の家が1998年から錦江湾内の自然と触れ、環境問題に関心を持ってもらおうと毎年行っている。31日に垂水市新城の海岸を出発し、同湾を反時計回りに一周する航海の総移動距離は約百キロに及ぶ。
夜は上陸地周辺の小中学校の体育館や公民館に宿泊。7日目に指宿市の知林ケ島から対岸の錦江町まで約12キロを横断した後、大隅半島の湾岸を北上。8月8日に出発地の垂水市の海岸にゴールする予定。今年は無人島・知林ケ島の探検やキャンプなどの冒険プログラムを取り入れた。
出発前の29、30日はボートの実技練習や水難救助法を学ぶ事前講習を行う。募集定員は36人。経費は食費、傷害保険料などを含め3万3千円。
問い合わせは国立大隅少年自然の家事業推進課=0994(46)2222


2005/7/8(金) 整理の時
5年程前から、『「捨てる」技術』、『「捨てる!」快適性格』、『「超」整理法』などの本がベストセラーになっている。私が今読んでいる『ガラクタ捨てれば自分が見える」も、とてもおもしろい。納得することばかり。
「ガラクタを整理することは人生を整理すること」 身の回りのモノを整理すると、本当に必要なモノ(見えるモノ、見えないモノ、それぞれに)が、わかってくるようです。
他にも、「なるほどねぇ」と思った文章があったので、ご紹介します。(田村たるひろ氏/季刊誌「エイトスター」Vol.41より)
『「整理」です。整頓ではありません。整理の時が来ました。あらゆる物が意識を発していることが分かったのですから。そして、ほとんどの物が低い意識しかないということがわかったのですから、どんどん整理することです。
何を基準に整理なのか、と問う人には、一言「必要」がキーワードです。これから購入するものは、欲しいものは買わずに、必要なものなら買いましょう。持っているものならば、必要なものを残して、不要なものは整理しましょう。もったいないと思うものは、この際必要の対象にしないで下さい。
そして、整理が終わったら整頓をしてください。どうしてかって?それは意識を軽くするためです。意識を軽くして、意識を高めることは、実は魂が深くなることと同じなのです。だからまず、物から整理です。そして物と同時に、見えないものにもその対象を広げましょう。それは、心の中で必要でないもの、です。そして「気」と「意識」を整えて、素晴らしい魂の旅にしていきましょう!!
今日のエコニュース:観賞用などとして輸入された昆虫やトカゲなどが原因とみられる病気が、飼育されている在来種にも広がりつつあることが、国立環境研究所(茨城県つくば市)などの調査で分かった。専門家は「病原体を持つ外来種が野外に放されると、日本の生態系が脅かされる危険性がある」と警告しており、環境省は先月施行された特定外来生物被害防止法による規制も検討し始めた。(毎日新聞)
 
2005/7/7(木) お願い事
今日は七夕。七夕飾りを作って、お願い事をすることもなくなってしまったが、「七夕」と聞くだけで、年甲斐もなくロマンチックな気分。
実は昨日の夜(21:03)から、蟹座の「新月」になっている。新月には、お願い事をサポートする力が働くらしい。(新月になってから48時間内)
新月と七夕のダブル効果で「願い事が叶う!」と、昨日の夜から友人等とメールでやりとりしながら盛り上がっていた。
未来に願うことも、「○○ができるようになりました。ありがとうございました。」と過去形で言うと、それは既成事実となり、結果として願い事が実現するとも聞いている。
事務局日誌を書いている今、テレビのニュース番組が冒頭から深刻なニュースを流し始めた。サミットが始まっているロンドンで、地下鉄やバスで同時多発テロが起き、多数の死傷者が出たとのこと。
「平和な社会になりました。もう誰も人を殺したり、環境を破壊したりはしません。ありがとうございました!」 そう、願いたい。
今日のエコニュース:化石燃料の消費が盛んになった過去約200年間に大気中に放出された二酸化炭素(CO2)が原因で海水のアルカリ度が低くなっており、このまま大気中のCO2濃度が増え続ければ海の生態系に大きな悪影響が出る、とする報告書を英王立協会の研究チームが6日までにまとめた。大気中のCO2が海水に溶けると酸性の炭酸ができるためで、チームは「アルカリ度の低下速度は過去数百万年間で最大。多くの生物は変化についていけないだろう。さんご礁の破壊などで、人間生活にも影響を及ぼすだろう」と警告した。(共同通信)


2005/7/6(水) 大雨
午前中の鹿児島は、久しぶりの大雨。梅雨の雨も“しとしと”ではなく、熱帯地域のスコールのような激しい雨が多くなってきたように思う。
昨日の毎日新聞には下記のような記事が。
◆<大雨増加>同一地域に集中傾向 地球温暖化が原因
1時間に50ミリ以上の雨が降る「短時間強雨」や1日の降水量が200ミリを超える「大雨」の回数が近年、大幅に増えていることが、気象庁の「地域気象観測システム(アメダス)」のデータ分析で分かった。地球温暖化の影響が主な原因とみられ、同庁気象研究所は「昨年の新潟県や福井県のように、同じ地域が繰り返し大雨に襲われるケースが増える可能性が高い」と警告している。
同庁が76年に開始したアメダスの観測データを、10年ごとに区分して平均値を算出したところ、短時間強雨は76〜85年が209回、86〜95年が234回、96〜04年が293回だった。大雨も76〜85年が6.3回、86〜95年が5.1回、96〜04年が12.3回で、ここ数年の急増ぶりが目立つ。04年は短時間強雨470回、大雨30回を記録し、ともにアメダス観測開始以来最多だった。アメダスは全国約1300カ所にあり、設置個所数はほとんど変わっていない。
気象研究所予報研究部によると、豪雨増加の原因は、温暖化で海水や河川の水の蒸発が盛んになって大気中の水蒸気が増え、発達した積乱雲を作るためと考えられる。
また、理由ははっきりしないが、近年は年ごとに、湿った空気が流れ込む「水蒸気の通り道」が一定の場所に固定され、同じ地域で大雨を繰り返す傾向が強まっている。昨年7〜9月に新潟県や福井県を繰り返し襲った集中豪雨や、今年6月28日と7月2日に新潟県や富山県などの北陸地方で相次いだ大雨も、この傾向の表れで、今後も同様のケースが多くなると考えられるという。
アメダスのデータは陸上に限られるが、大雨の発生メカニズムを解明するには、海上での降雨データが欠かせない。同研究所は人工衛星を使って波や海水温を把握することで、海上の降水量を推測する研究を続けており「広いエリアの降水量の変動を観測することで、大雨の降るメカニズムの解明に努めたい」と話している。


2005/7/5(火) Yahoo!JAPAN『みんなで止めよう温暖化特集』
Yahoo! JAPANは、『みんなで止めよう温暖化特集』として、「チームマイナス6%運動」、「地球温暖化とは?」「みんな寄付で風車が回る」等、いろいろな情報を集めたサイトを6/1〜8/31限定で開いている。
その中で「わたしの温暖化注意報」として、日常生活や旅先で、ふとした会話などで見つけた「温暖化現象」の投稿を募集している。採用された意見は、インターネットやラジオ、雑誌で紹介される予定。あなたも投稿にチャレンジしてみませんか?
 ※『みんなで止めよう温暖化特集』のサイト
今日のエコニュース:京都議定書が定める温室効果ガスの排出削減目標を達成するために必要な炭素税の税額は、導入が1年遅れただけで約1.3倍に増えるとの試算を、国立環境研究所(茨城県つくば市)のグループが4日までにまとめた。今年導入していれば炭素1トン当たり4万5000円だったが、来年導入では同6万円。グループは「温暖化対策が遅れれば遅れるほど、排出削減のための負担が大きくなる」と早急な導入を訴えている。(共同通信)


2005/7/4(月) 「生きるも大事、死ぬも大事」
今日は友人と、中央駅近くの堂園メディカルハウス内のレストラン「LANDMARK」に、ランチを食べに行ってきた。このレストランは“からだにやさしいメニュー”を提供している。以前、来店した時は、レストラン内での絵画展を楽しんできたが、今回は、思いがけず生のピアノ演奏。800円の日替わりランチで、リッチな気分。
この堂園メディカルハウスは、総合内科、産婦人科、アレルギー・自己免疫病(アトピー)、ガン総合診療科、東洋医学科などの他にも、県内外からも注目されている“ホスピスケア”を行っている。
入院部門は自宅の一室のような雰囲気の個室が19床。ガン末期の患者さんだけが入院する病棟ではないが、約8割は手術や抗がん剤治療などの方法であまり効果がみられない、また手術や抗がん剤の治療を最初から望まない方など、穏やかな終末治療を望む方々だという。
実は半月ほど前に、私の父もガンで亡くなった。病気がわかった去年の1月には、既に転移しており、だんだんと強くなる痛みに父も弱音を吐かざるを得なかった。最期近くは、とにかく痛みを取り除いてあげられることだけが、家族の願いにもなった。
どんな治療を選ぶかはもちろん大事。そして更に、どんな最期を迎えるのかも、同時に考えるべき大事なことだろう。「生きるも大事、死ぬも大事」という言葉は、誰の言葉だったか忘れたが、今改めてその言葉を噛みしめる。
今日のエコニュース:大手機械メーカー「クボタ」の旧神崎工場で働いていた協力会社員を含む78人がアスベスト関連病で死亡し、周辺住民5人が石綿特有のがん「中皮腫」になった問題で、厚生労働省と環境省は6月30日、実態調査に乗り出した。環境省は都道府県に対し、毒性の強い石綿の過去の使用実態を把握し住民に注意喚起するよう要請した。(毎日新聞)


2005/7/2(土) 熱中症に気を付けて
毎日、暑い!日差しが強い日はもちろん、曇りの日も蒸し暑い!
日本各地で、真夏日、熱帯夜、渇水、そして大雨。あっちこっちでバラバラの天気。温暖化の進行で、懸念されていたように雨が降る所と降らない所が、はっきりと分かれる現象が顕著になってきた。
環境省では6月に「熱中症保健指導マニュアル」を作成し、昨日からHP上でもアップ。来週には全国の保健所や関係機関にも配布予定らしい。
暑いときは屋外での作業や運動を控えることが望ましいが、そうもいかない職業の人も多い。その場合は、できるだけ肌の露出を避け、通気性のよい帽子を被る、そして水分補給はこまめに摂るなどが、必須条件のようだ。
鹿児島の情報はわからないが、東京消防庁の管内では1日までの1週間で100人が熱中症で病院に運ばれたという。これからますます暑くなる時期。熱中症の自己防衛、そして子供たちの体調に気を付けてあげましょう。
※環境省「熱中症保健指導マニュアル」のHP
今日のエコニュース:100年後には家庭やオフィス、自動車から出る二酸化炭素(CO2)をゼロにする−。経済産業省・資源エネルギー庁は28日、2100年までの技術革新の道筋を「超長期エネルギー技術ビジョン」にまとめた。50年までに石油に依存しない社会を目指し、原子力や太陽光などCO2を排出しない発電に切り替える。さらに、ガソリン不要の自動車の普及率を100%に引き上げるなど、排出ゼロに向け必要な技術を網羅した。(時事通信)


<HOME>