2003年10月の事務局日誌
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2003/10/31(金) イラクの、そして世界の平和はいつ来るの?
国連はイラクからの完全撤収を決めたという。国連要員の安全性が確保できないのが大きな要因で、つまりイラクは未だに国連の基準に照らし合わせても、レベル5の「即時完全撤収」にあたるほどの危険な地域なのだ。
暴力的に危険ということだけでなく、昨日のきくちゆみさんの講演の中でも出てきたが、イラクは劣化ウランによって放出された放射能に汚染された環境も最悪な地域であるという。そして、その劣化ウランによる被害は既に湾岸戦争のときから発生していた。出兵した米兵の体はガンや白血病などの病魔に侵され、その米兵との性交渉により妻も子宮ガンに、そして生まれた子も重度の障害を持っているという話は、非常に多いという。劣化ウラン弾は、敵はもちろん、味方も殺しているのだ。
このままでは、近いうちに日本の自衛隊がイラクに行くことになりそうです。本当にそれでいいのでしょうか?多額の資金提供と自衛隊派遣・・・それ以外に、日本が世界平和のためにできることは、ないのでしょうか?みんなで真剣に考えたい問題だと思います。
今日のエコニュース:5/1のブッシュ大統領の戦闘終結宣言以降、攻撃を受けて死亡した米兵の数は、計116名となり、終結宣言までの115名を上回った。(朝日新聞)

2003/10/30(木) いい講演会でした。
きくちゆみさんの『マスコミが伝えない戦争の本当の話』の講演会に参加してきた。開始直前に滑り込んだが、会場は満席で追加の席を用意している状態だった。ゆみさんとパートナーの玄さんのギターとフルートによるコンサートから始まり、ゆみさんの講話、アフガニスタンの攻撃映像、イラクの子供たちの写真、「戦争中毒」のアニメビデオ、デニス・クシニッチ氏の演説映像etc・・・いろいろな情報を提供してくれた。
私が初めてゆみさんの講演を聞いたのは、98年の11月。既にその頃は環境活動家として、「モンキーベイ自然保護基金」や「全国クリーンアップキャンペーン」を立ち上げ活躍していたが、最近は国際的な平和活動家として世界を飛び回っている。
その彼女が、今一番力を入れているのは、来年の米大統領選で、ブッシュ大統領の対抗馬として出てきた反戦活動家デニス・クシニッチ下院議員を応援する活動だ。良くも悪くも、世界の未来を握っているのはアメリカだ。そのアメリカの大統領が、戦争反対を掲げれば、世界は間違いなく大きく変わる。ある本では、次か、その次になる米大統領が世界平和を実現する・・・と予言しているという。大いに期待したい。
しかし、まずは11月9日の日本の総選挙。戦争を支持する国にはしたくないので、投票には必ず行こうと思う。でもなぁ・・・この人なら!と思える人がいないのも事実。残念だけど・・・  (グローバルピース・キャンペーンのHP
今日のエコニュース:殺虫剤や難燃剤などに幅広く使われている有機リン化合物が引き起こすとされる遅発性神経障害や行動に落ち着きがなくなる多動障害など、複雑で多様な神経毒性の仕組みが米国の研究チームによる動物実験で次第に明らかになり、日本の関係当局の間でも注目され始めている。(朝日新聞)

2003/10/29(水) 3年計画、思案中
本屋さんの店頭で、来年のスケジュール帳が並んでいる。今年も残すところあと2ヶ月あまりとなり、来年のことを考える時期になってきた。
先日は、初めて「3年日誌」なるものを購入した。3年分の計画&日記をつけることができる結構ずっしりとしたものだ。2004、2005、2006年と、これからの3年間を目標を立てて臨んでみようと思ったのが、購入の動機。
「思いは叶う」という。これまで、思い通りにいったものもあれば、思っていなかった事態になったこともたくさんある。でも、「それは、それが最良だったんだよ」と助言される。これからの3年間、自分の思いが、どれだけ叶うか確かめてみたい。
今日のエコニュース:03年産の米の作柄について、農林水産省は28日、平年を100とする作況指数(10月15日現在)が、全国平均で「90」となり、9月の時点よりさらに2ポイント下がったと発表した。(朝日新聞)

2003/10/28(火) 煙草のポイ捨てに思うこと
歩き煙草を禁止している地域が増えている。実際に成果が上がっているようだが、人が見ていない所では、やはりそういう場所でも吸い殻がたくさん捨てられているようだ。
今日は私の住んでいる地域は、燃やせるゴミの日だった。私の家からゴミ置き場までは200Mほど。近頃、また吸い殻が気になっていたので、ゴミ捨てに行くついでに拾いながら行った。わずかな距離に約20本のフィルターを拾った。
歩き煙草をして、当たり前のようにポイと捨てる。側溝だったら、いいと思うかもしれないが、その先はどこに行き着くか、考えればすぐにわかりそうなものだが・・・あの黒いシルで水は汚れ、川は汚れ、海も汚れる。その水は誰の口に入るのか。直接は、私たちの口に入らなくても、浄水場で完全に濾過されると思いますか。魚が取り込んだ汚水は魚の肉にも入っています。そして、フィルターは、簡単には土にはもどりません。形を残したまま長い期間ゴミとして存在し続けます。
煙草は、吸う人(煙を吸わされてしまう人)の健康だけを問題にするのではなく、ゴミとしての問題にも目を向けてほしい。
今日のエコニュース:環境省は2003年度から2年間、沖縄県と協力し、処分場に埋め立てた産業廃棄物を掘り返して減量化する実証実験を行う。(鹿児島新報)

2003/10/26(日) ものは考え方次第
環境フェスタ・かごしまのお手伝いに丸一日行って来た。行楽日和の今日は、各地でイベントが目白押し。10月、11月は、イベントが多すぎて人集めには、苦労する。。。という愚痴はよくはないと、講演に来られた北原照久さん(ブリキのおもちゃ館館長)もおっしゃっていた。とにかく「自分はツイている」と思うこと、夢ややりたいことを口に出すこと、人をほめることなど、成功の10箇条をあげて話された。
その他のリサイクル手作りコーナー、ごみシンポジュームなど、いろいろな催しも、大盛況とまではいかなくとも、人が集まってくれたのでホッとした。まぁ、人が多く集まったら成功、集まらなかったら失敗と考えるのがよくないのかもしれない。そんな考え方が、今問題が発覚した視聴率アップ工作のようなことにつながってしまうのだろう。
ともあれ、会場になった「サンエールかごしま」の1階から5階まで、何回階段を上ったり下りたりしたことか。。。ひとりで秋の運動会のように走り回っていた。おかげで、いい運動になったと、感謝しようっと!
今日のエコニュース:日本も激しい残暑に見舞われた9月。世界平均気温も観測が始まった1880年以来、最も高かったことが、アメリカ海洋大気局の解析でわかった。(イオルニュース)

2003/10/25(土) 何でも感謝しなくっちゃね!
今日は自然エネルギー学校の2回目で、太陽光発電についての講義と実際に太陽光パネルを使っての発電実験を行った。理科の実験みたいに、太陽光パネル1枚でファンが回ったり、電球がついたり、CDラジカセが使えたりと、目の前で電気が作られ、それがすぐ使えることは楽しい。
何でもそうだが、自分で手作りした物には愛着が生まれ、大事に使おうという気になる。たとえば、家庭菜園の野菜も、お店で売ってたら買わないような不細工な形や大きさのものでも
、自分で作ったとなると、どんなものでも大事に食べようと思う。電気も同じだなぁと思った。ちょっとした電気でも、ありがたく大事に思う。
今の世の中、すべての物が、自分から遠いところで作られるから、どうしても大事に扱わなくなってしまう。自分では作れない物を誰かが作ってくれている。そして、そのおかげで私は便利で快適な暮らしができている。改めて、何に対しても感謝の気持ちを忘れちゃあだめだなぁと思った。

2003/10/24(金) 女性議員が増えてほしいんだけど・・・
選挙戦が一段と激しくなってきている。あんなにテレビコマーシャルをしなくてもいいのに、とも思うが・・・まぁ、そんなことはさておいて、今日は女性議員のことを書きます。
鹿児島でも「女性議員を100人にする会」があるが、全国的にも女性議員は少ない。世の中半分は女性なのに不思議なくらいだ。投票は個人の自由意志で決められるはずなのに、夫や親や親戚、会社に左右されるのが、私としては腑に落ちない・・・まぁ、そんなこともさておいて、本題に入ります。
中部アフリカのルワンダでこのほど行われた国会(下院)議員選挙で、定数80のうち女性が39議席を獲得し、女性比率49%と世界で最も「男女平等」に近い議会が誕生したという小さな新聞記事を見つけた。ルワンダって、私は失礼ながら遅れている国だという印象を持っていたので、非常に驚いた。そして、それにひきかえ我が日本では・・・
衆議院の女性比率は7.3%で、174ヶ国中、130位。世界平均の15.2%の半分にもならず、先進国の中では最低だという。改めて、あまりにも低い数字にあきれてしまった。周りを見てみても、議員になれそうな実力のある女性はちらほらいるのだが、いざ議員になってしまうと大変だろうなぁと察してしまう。実際、身近に莫大な仕事量と人間関係に病んでしまった女性議員がいるものだから、余計にそう思う。でも、女性ならではの視点がもっと国政に反映されれば、日本も変わると思うのだが・・・変化を求めているようで、変化しない世の中を選んでいるように思えてならない。ともあれ、私が投票する選挙区には女性立候補者は今回もいない。

2003/10/23(木) イラク支援金に思うこと
日本がイラクの復興支援に1,650億円もの資金提供を表明したことが話題になっている。イラクの治安回復と経済再建のため世界銀行などは6兆円を見積もっているらしいが、アメリカが2兆2千億円、日本・イギリス・スペイン・韓国・欧州連合を合わせても目標額の半分しかならないという。(フランス、ドイツ、ロシアは新たな資金を拠出しない方針)
それにしても、あまりにも巨額な資金が動くことに驚く。戦争には桁違いのお金がかかる。今回のイラクへの攻撃も、当初からアメリカの大統領が戦争産業のために、必要以上の戦争をしているとの見方が聞こえていた。
確かにイラクの人たちのために資金援助をすることには賛成だが、日本政府はイラクにではなくアメリカに資金を提供しているように思えてしまう。いいことをしているはずなのに、なんかすっきりしない。
今日のエコニュース:昨年12月のダイオキシン規制強化に対応するごみ消却施設の建て替えなどで、その費用と対策によって減った排出量を計算したところ、ダイオキシンを1グラム削減するのに平均1億円かかっていることがわかった。(朝日新聞)

2003/10/22(水) 「ありがとう」の一言で心は温かくなるのだから・・・
近所の文具屋さんに買い物に行き、支払いの後も店主と世間話をしていた。すると、高校生くらいの女の子が店に入ってきて、おもむろに「両替してください」と5円玉を二枚、店主に差し出した。レジを開き10円玉を手渡したら、その子は「ありがとう」も言わずに出ていった。私は、一瞬自分にはその子の「ありがとう」が聞こえなかったのかと、我が耳を疑って記憶を遡ったが、やはりその子は口を開いてはいなかった。
私には当たり前と思っていることが、若い子は感じない、感覚が違うんだと思うことがある。電車で年輩の人に席をゆずらない、電車の床に平気で座る、人にぶつかっても「すみません」も言わない・・・そして、総じて覇気(元気)がない。
もちろん、たまには感心するような子もいるし、私自身若い頃は、年上の人たちに不作法で、あいさつもろくにできないと思われていたかもしれない。この年齢になって気づくこともたくさんあるから、大きいことはいえない。
でも、せめて「ありがとう」と、すぐに口をついて出てくるような若い子たちが増えたら、今の世の中、もっとやさしく明るくなるような気がする。でも、子供は親の鏡とも言われるから、世間の大人がもっとしっかりしないといけないのかも。。。
今日のエコニュース:気象庁気象研究所の研究で、地球温暖化が進むと梅雨明けが遅れ、日照不足に悩まされた今年の夏のようになり、西日本から南西諸島では梅雨が明けないまま立秋を迎える可能性があることを発表した。(朝日新聞)

2003/10/21(火) 実りの秋はおいしい! (^0^)V
秋晴れが続いている。大阪は雨で日本シリーズ第3戦が中止になったが、鹿児島は今日も快晴だった。鍼灸師のRさんの受け売りだが、秋は収斂(しゅうれん)の季節で、体内では肺の気がよく働き、夏の間体表に向かって発散させていた“気”を、体の深いところにある腎に収めてくれるという。そして秋の豊かな実り・・・米、麦、いも、栗、大豆、インゲン豆、ピーナッツ、くるみ、ごま・・・などの滋養に富んでいるもので十分に栄養を摂っていれば、冬の寒さに備えることができるという。
食いしん坊の私としては、この時期は栗を使った季節限定のお菓子がいっぱいあって見るだけでも楽しい。おいしい栗が滋養豊かな食べ物だったとは・・・大義名分を得たようで、「この時期は栗のお菓子は食べた方がいいんだ」と、言い訳に使ってしまうそうだ。
旬のものは、やはり体にもいい。改めて自然の恵みのありがたさを感じる。
今日のエコニュース:国連環境計画(UNEP)の金融と環境に関する国際会議が20日、約30ヶ国から金融関係者ら約400人が参加して東京で始まった。社会的責任投資など環境問題で金融機関が果たすべき役割について議論、21日に声明を採択し閉幕する。(南日本新聞)

2003/10/20(月) 環境配慮の技術は人の心にもやさしく・・・
朝日新聞の天声人語に書いてあったのだが、東京銀座中央通りの1丁目から4丁目までの車道に、熱を遮断する塗料を塗って路面温度の上昇を抑える「環境舗装」の試みが実施されたという。いわゆる「ヒートアイランド対策」である。しかし筆者は、「狙いはわかるのだが、金属的な灰色のアスファルトが、町をより人工的で無機質な印象にしてしまった。」と懸念している。
“地球にやさしい”はずの対策が、自然から遠い人工的な景観にしてしまうは残念だ。最近の護岸工事も、本来の川を生かすようになったと聞く。“地球にやさしい”環境配慮の技術が、人の心にもやさしくあってほしい。
今日のエコニュース:環境省は、加温しているのに「天然100%」と誇大宣伝しているなどの実態を重くみて、来年度から温泉の掲示内容を見直すことにした。(鹿児島新報)

2003/10/19(日) みんなみんな生きているんだ♪友達なんだ♪
テレビ番組『素敵な宇宙船地球号』で、ヒートアイランド現象で異変が起きている東京の昆虫たちのリポートを見た。ハチが異常に増えたり、クワガタが小型化したり、トンボがうまく孵化できなかったり・・・暑くなってきたことで、生態系がおかしくなっている。東京では、いち早く地球温暖化の環境被害を受け始めているのだ。
コンクリートで土が覆われ、川や東京湾は狭められ、高層ビルで風の通り道が閉ざされ、エアコンの廃熱が追い打ちをかけている。東京の年平均気温はこの100年で3度上昇している。たかが3度と思うかもしれないが、それは地球からしてみれば、高熱を出して苦しがっているような体温の上昇なのだ。まさに、地球は病気になっている。
昆虫たちは気候の変化に文句も言えず、必死で適応しようとしている。でも、適応できない昆虫たちは死に絶えていくだけ・・・昆虫がいなくなっても問題はない、私たち人間と関係ない、と言える人はいないと思う。
今日のエコニュース:国が管理する全国の一級河川について、増水時に決壊する恐れがある強度不足の堤防は全体の二割に及ぶ可能性が高いことが18日、国土交通省の調査でわかった。(鹿児島新報)

2003/10/18(土) 岩田組が発明奨励賞を受賞
当会の代表を務める岩田さんが経営している(株)岩田組が、「発砲スチロール打込型枠工法」などの環境配慮の発明が評価され、15年度の九州地方発明奨励賞を受賞した。
岩田さんは、とりわけ地球温暖化防止に対して積極的な姿勢で対処し、環境負荷が少ない建設業を目指している。その環境配慮の建築資材開発や工法が認められて、今回の受賞につながったようだ。
昨日から明日まで、県民交流センターで「かごしま 住まいと建築展」が開催されている。昨日、ちょっと覗いてきたが、環境や健康に配慮した製品や工法が満載だった。出展している各社とも、これからの住まいに環境・健康対策は欠かせないものとして取り組んでいることが感じられた。
今回初めて、発明協会鹿児島県支部が創立50周年を迎えたことも知った。環境に対しての発明が今後もたくさんでてきたらいいなぁと思った。
今日のエコニュース:環境省の中央環境審議会の自動車排出ガス専門委員会は17日、2007年度以降、ディーゼル車の排ガス規制をより強化する方針を決めた。(朝日新聞)

2003/10/17(金) 「NPO審査・認証」説明会を開催
県民交流センターで「ISO14001自己適合宣言+NPO審査・認証登録」の説明会を開催した。既にNPO審査・認証活動は6月から行っているが、説明会を開いたのは初めて。
私たちの団体を全然ご存じない方も参加してくださったので、まずは団体紹介から始まり、地球環境の深刻な実態、ISO14001を認証取得している企業の事例、第三者認証と市民団体認証の違いなどを1時間半に渡り、塩川事務局長が説明した。
日本では現在、12,000以上の企業が環境配慮のしくみを作り、ISO14001の認証を取得している。でも、鹿児島は60数社にとどまり、全国のわずか0.5%。
環境配慮の事業活動が積極的に行われていくことは、一企業のメリットのみならず、社会全体に対してもとても有益なことだと思っている。これからも地道に環境配慮の企業を増やすお手伝いを続けていきたい。

今日のエコニュース:二酸化炭素を減らすため、環境省は今年度から、植物などを原料としたアルコールの一種、バイオエタノールを3%加えた混合ガソリン(E3)を普及させるモデル事業を始める。2012年度にはすべてのガソリンをE3に転換させる方針で、これによって運輸部門が排出する二酸化炭素は、E3を導入しない場合と比べて1%以上削減できる計算になるという。(朝日新聞)

2003/10/16(木) たまには、体力チェックしてみましょう。
20?年ぶりに、体力測定をした。学生時代は走るのが苦手で運動会が大嫌いだったが、最近はよく体を動かしているので、ちょっとだけ自信をもって臨んだ。
上体倒し(前への柔軟性)、上体起こし(30秒間に腹筋できる回数)、垂直跳び、反復横跳び、握力など、年齢からするとまぁまぁの成績だったと思う。しかし、目をつぶっての片足立ちは、なんと10秒も続かない。ふらついたり、目を開けたり、腰にあてた手を離しても失格。自分でも「エー!なんでぇー」というくらいに、すぐにふらつきギブ・アップ。40代以下は、せめて30秒以上静止できないと、点数もつかないらしい。自分で思っている以上にバランス(平衡)感覚が衰えてきているようだ。
スポーツの秋。あなたも、裸足で腰に手をあて、目をつぶると同時に片足をちょっと上げてみませんか?(事前にどっちの足がふらつきが少ないか確かめて、ふらつきの少ない方でOK)ちなみに、3分30秒以上静止できたら最高点がつくそうですよ。
今日のエコニュース:第37回東京モーターショーが千葉の幕張で24日から始まるのを前に、各社の出展内容が出そろった。今年もここ数年の傾向と同じく燃料電池車やハイブリッド車など、環境への負荷を減らす「未来形エコカー」が主役になっている。(朝日新聞)

2003/10/15(水) エコ通信12号、発送しました。
やっと今日、第12号の会報を会員のみなさんに発送できました。編集作業が思うように進まず、先月から引っ張っていたのでホッとしました。
号外も含めれば、これまで13誌作ったことになります。2000年の春に最初の会報を作るときは、「せめて10号までがんばろう」という気持ちで始めましたが、なんとかここまで続けることができました。これも、励ましてくださった会員の方たちのおかげです。
最近は、このHPもいろいろな方たちが見て下さるようになり、とってもうれしいです。環境のことは、「むずかしそう」「私には、まだ関係ない」と敬遠されがちなので、啓発活動のむずかしさを感じることがあります。でも環境問題は、みんなの問題です。みんなで一緒に考え、よりよい道を探して行ければ・・・と思います。これからも、『地球の未来と子供たちの明日のために』、それぞれがそれぞれの立場で、できることを続けていきましょう!
今日のエコニュース東京電力は14日、福島県や新潟県で運転停止中の原発6基で、原子炉格納容器内にある「圧力制御室」と呼ばれるプールに計40個の異物が水没していたと発表した。(朝日新聞)

2003/10/14(火) あなたのホテル・旅館への“エコ提案”募集中!
最近のホテル・旅館は、癒しの空間を重視したり、使い捨ての物を減らしたり、自然素材の石けんやシャンプー類を置いたり・・・と、いろいろ環境配慮しているところが増えています。
ただ今、事務局では、“環境配慮のホテル・旅館がもっと増えてほしい”という願いから、ご意見を募集しています。「こんなところが工夫されているホテルがあったらいいなぁ」、「こういう製品が置かれていたらいいなぁ」、「環境のため、ここには気をつけてほしい。」など、是非あなたのご意見をお聞かせ下さい。今月26日くらいまで募集しますので、このHPの掲示板か、地球環境フォーラム鹿児島のEメールにお寄せ下さい。たくさんのご意見をお待ちしています。どうぞ、よろしくお願いします!

2003/10/13(月) エコ通信12号は、もうしばらくお待ち下さいネ
9月中旬発行予定が延び延びになっていた会報12号が、10日にやっとできあがり、今日は印刷・発送までするつもりで張り切っていたのですが・・・
これまでの会報はコピー機を使って印刷してきたのですが、部数が200以上になりB4サイズ3枚を両面コピーするには費用もかかるため、市の無料使用できる印刷機にコピー用紙を持参しての印刷を行いました。でも、私が裏表の印刷順番を間違えたり、写真がまっ黒くなって顔がわからなくなったりで、印刷機で印刷するのは断念!(紙もたくさん、無駄にしてしまって反省してます)
改めて、コピー機で刷り直すことにしましたので、またまた発送が遅れそうです・・・会員のみなさん、ごめんなさい(^^;
以上、今日は事務局のお詫び報告でした。

2003/10/12(日) NPOが企業と市民をつなぐ時代
「企業メセナ」という言葉を、初めて知った。企業メセナとは、企業が文化や芸術を支援すること。○○会社が無料の親子コンサートを開催するとか、××会社が公演・展覧会に資金援助するとか。実際に私たちの周りでもよく行われていることだ。
バブル崩壊後の不景気の今、企業メセナは“額より質”の時代となり、かえって純粋な形で定着してきたという。多額の寄付を単なるスポンサーとして行っていた時代から、自らの事業として継続的に支援する時代、そして今は予算や規模が小さくなっても、より市民に身近な援助を行うようになったという。
そして、そこにNPO(市民団体)が、企業と、市民やアーティスト・文化芸術活動をつなげる“コーディネイター役”としての役を担い始めている。企業側としてNPOと連携するメリットは、NPOは公共性が強く地域とのつながりがあり社内や客の信頼性を得やすいという点があり、NPO側としては、活動への信用アップ、活動資金としての収入が得られるなどのメリットがある。
当会でも、最近『環境ISOクラブ』を発足し、環境ISOを認証取得している企業と市民をつなぐお手伝いを始めたばかり。私たちのような地方の小さなNPOでも市民権を得て、微力ながら“NPOが企業と市民をつなぐ時代”の一翼を担えることはうれしい。
今日のエコニュース:総務省は11日までに、携帯電話が発する電磁波が人体に与える影響を調べるために、ネズミを使った二年間の実験を行い、現行の法定電波強度では脳腫瘍発生比率への悪影響は認められなかったと発表した。(鹿児島新報)

2003/10/11(土) ニッポニア・ニッポンの最後
日本生まれのトキとしては、最後の1羽となる「キン」が死んでしまった。キンはトキとしては記録上、世界最高齢だったが、日本産のトキの血を残すことはできなかった。中国産のトキが生存しているので、キンが死んでもトキが絶滅種に数えられることはないという。
環境省によると、日本で絶滅した動物は、ほ乳類ではニホンオオカミなど4種、鳥類はリュウキュウカラスバトなど13種あり、淡水魚や昆虫などを加えると動物全体で計47種になるらしい。
生物種の絶滅を私たちは身近に感じないが、実際には毎日100〜300種が絶滅していると言われている。海中・陸上合わせて2000万種ともいわれる動植物種が存在しているが、毎日毎日、この地球上から名も知らない花が、昆虫が、魚がいなくなっている。
豊かな生態系に支えられて成り立ってきた地球。たくさんの動植物がいなくなっている今、将来も「人間」という種だけが、“特別に生き残れる種”であるはずもない。
今日のエコニュース:大規模に発達していた南極上空の今年のオゾンホールが9月下旬、61年の観測以来で過去最大級になったと9日、気象庁が発表した。(朝日新聞)

2003/10/10(金) 健康・環境にいい商品が増えてほしいけど・・・
訪問先の家の水道水に試薬を入れて変色するのを見せ、「色が変わったのは、ゴミや細菌、発ガン性物質が入っている証拠。我が社の浄水器を取り付ければ、安心して水が飲める」と、うそをついて浄水器を販売した疑いで逮捕者が出た。この商法を使い全国で12億円の荒稼ぎをしていたらしい。
健康や環境について、多くの人が不安を抱えている。事実、人の体も地球環境も汚れがたまり、状態は悪くなっている。そして、そこにつけこんだ不適切な価格、効果が不透明な健康食品や健康器具、洗剤が氾濫している。「この商品は体にも環境にもいいですよ」と勧められることが少なくない。しかし、それはネットワーク販売だったり、長期契約をしなければいけなかったり、効果を確認しにくいものだったり・・・一方では、採算度外視で真剣に健康・環境にいいものを開発、販売している人や企業もたくさんあるが、あまりにもたくさんの商品が世に出ているので、ホンモノかどうかの判断がむずかしい。
そして、「だます・だまされた」ということが、どうしてこんなに多いのか?健康・環境にいいものを広めようという純粋な気持ちには、共感するし応援したいと思う。でも、過剰なお金がウラで動いている話を聞くと残念でならない。
それに、そんなものばかりに頼って自分だけを守っても、元々の環境改善を図らなければ、真の安心・安全は得られない。そこのところも、きちんと取り組まなければいけない。

2003/10/9(木) 世界の子供たちは今・・・
国連人口基金が8日発表した03年の『世界人口白書』は、10代の「健康と自己決定の権利」を保障するための投資が重要であることを発表した。
日本はお年寄りが増え若い世代の減少が問題になっているが、世界全体では逆。将来、若者が多いことは国や世界の発展につながりそうだが、現実は問題が山積している。貧困、教育、エイズなどの性感染症・・・「世界がもし100人の村だったら」を思い出した。
今日のエコニュース:03年の「世界人口白書』によると、地球の人口63億150万人のうち、半数近くを25才未満が占めた。史上最大の若者世代となり、10代も全体の20%の12億人となった。
しかし、10代の思春期世代の87%が途上国に住み、15〜24才の若者世代の4人に1人は1日1ドル以下で暮らしている。路上生活している子供(15才未満)の推定には幅があり、1億〜2億5千万人としている。親をエイズで亡くした子供も1300万人以上になった。
1億1500万人の子供が小学校に行っていない。読み書きのできない若者世代の女性は、同世代の男性の1.7倍。10代の女子の最大の死亡原因は妊娠・出産の合併症で、性感染症のリスクも男子の2倍から4倍高い。(朝日新聞)

2003/10/8(水) 南極の氷床崩壊、続く
また南極の氷床が崩れ落ちた。先々週、NASAは、巨大な氷山が南極から分離する様子をとらえた衛星写真を発表したという。その氷山の大きさは、大分県の面積とほぼ同じ大きさらしい。
IPCCでは、この先2025年には、南極の巨大な氷床が海に崩れ落ち、ある日突然海面が5メートル前後上がると予測している。(2001年2月15日毎日新聞)
お風呂に人がドボンと入ると、湯かさが上がるようなものだ。5メートルも上がれば、日本を始め世界はほとんど瀕死の状態になる。
じゃあ、どうしたらいいか・・・政治家や科学者に任せるのではなく、私たち自身も考えなければいけない。時間がないとは思いたくないが、現実はかなり厳しい。

2003/10/7(火) 簡単“ゆがみ解消法”
『操体法』という治療法(健康体操)があります。それは自分1人で、又は2人で組んで、ゆがんだ体を正常な体にもどしていくというものです。それも痛いことをするのではなく、体を気持ちよい方向に動かしていくだけ。そして力を貯めてから、ストンと力をぬく。この作業で、ズレが治ってくるのです。ちょっと不思議な気もしますが、効果があるんですよ。いろいろな症状別の操体法のやり方やコツはあるのですが、ここでは初歩の動作を、少しだけ紹介します。
それは、首でも腰でも、足の指でも同じですが、左右、前後、ひねり(左右に)、伸ばす、縮めるという8つの動作を行えば、ちょっとしたゆがみは解消できるんです。普通のストレッチ体操みたいですが、左右に、前後に、そして左右にひねりを加えて、更に伸ばして、縮める・・・を1セットにして数回丁寧に行えば、コリコリになった体が短時間でほぐれますよ。 操体法を詳しく知りたい方は→操体法のHP 

2003/10/6(月) ゴルフ場も環境配慮の時代
またまた朝日新聞の記事で恐縮だが、今日は「減農薬すすむゴルフ場」という取材記事が載っていた。ゴルフ場は、山や森の開発という点で環境破壊していると同時に、芝生をきれいに維持管理するために多量の農薬が使われ、それが周辺の川や田んぼ・畑に流れ込むことが社会問題になっていた。
それが、千葉県山武町の「山武グリーンカントリー倶楽部」では94年のオープン以来、農薬を全く使っていないというから驚きだ。有機肥料を使って芝を強くしたり、害虫を食べてくれる鳥がたくさん来てくれるような工夫をしたりと、いろいろな方法で対処しているという。
全国的にもゴルフ場の農薬使用は減少し続けている。野菜を作る農家のように、芝の管理をする「グリーンキーパー」は、減農薬、無農薬に向け努力を続けていらっしゃるようだ。自然環境を楽しみ遊ぶとされているゴルフは、実は自然環境を壊し続けていると思っていたが、その業界でも改善が行われていることを知って、ちょっとうれしかった。
今日のエコニュース:農水省の管轄団体「緑の安全推進協会」によれば、ゴルフ場の芝に使われたとみられる農薬は89年度の5910トンがピークで、02年度には3359トンと43%も減った。1ゴルフ場あたりでは、3.4トン(89年)から1.4トン(01年)へと半分以下になった計算。

2003/10/5(日) 子供たちの未来を奪う権利は誰にもない。
今日の朝日新聞に「米英軍へ攻撃 1日20件」、「誤算 終わらぬ戦争」、「民間人死者1万人に迫る」などの見出しが大きく出ていた。バグダットが米軍の手に落ち、フセイン体制が崩壊して、約半年になろうとしているが、いまだに戦争は終わっていない。
世界中で非常に大きな反戦の風が吹いた。にもかかわらず戦争は始まり、米英軍もイラク軍・民間人も、他国の報道関係者も、たくさんの命が奪われた。まだまだ戦地は広がり続け、血は流れている。そのうち日本人の血も流れるのだろうか。
今日は託児ボランティアに行って、久しぶりに幼子を抱き、遊んできた。泣いてもあばれても、どの子もかわいい。どこの国の子供も世界中みんなの宝だ。次の時代にバトンタッチしていかなければ、人類の未来はない。殺し合っていては、最後は「そして誰もいなくなった」状態になるのは、みんなわかっているはず。新聞広告に出ていた『自殺に向かう世界』(人類は破滅に向かうのか・・・)という本の題名にドキリとした。
今日のエコニュース:浚渫土砂や建設汚泥などの海洋投棄について、環境省は、廃棄物の海洋投棄に関するロンドン条約の締結にあわせ、すべて国の許可制とする方針を決めた。(朝日新聞)

2003/10/4(土) 笑顔が輝いている泰歩さんでした。
ピースボート地雷廃絶キャンペーン」として自転車で日本縦断中の上泰歩さん(19才)の「地雷出前講座」に参加してきました。5月に札幌を出発。以来、学校やミニ集会で地雷の現物や写真、ビデオを片手に1000人くらいの人達に話しを聞いてもらったそうです。時には路上で道行く人達に向かって話をしたこともあったとか。
地雷の現物は、意外なほど簡素なプラスチック製でした。地雷はなんと360種類もあり、小さな散布式のおもちゃのようなものが多くの子供たちの命を奪ったり体を傷つけていること、民家の近くも畑も学校も、あらゆるところで地雷の危険が今も続いていることなど、実際に2回カンボジアに行った体験も含めてたくさんの話をしてくれました。
高校時代に地雷のことを知り文化祭で募金活動をしたとき、驚くほどのお金が集まり、「みんな関心がないんじゃなくて、知らないだけなんだ」と思ったそうです。若い人達が環境や平和について関心を持ち行動している姿を見ると、私も元気が出てきます。泰歩さんは、このあと奄美大島・沖縄・石垣島と回っていくとのこと。最後まで無事に旅を終え、この出前講座で集めた資金でカンボジアに学校を建てたいという彼女の夢が叶うことを願います。
今日のエコニュース:財務省は喫煙が影響する病名を具体的にあげて警告する新しい注意書きを、05年7月からすべてのたばこの包装に表示するよう義務づけることを決めた。(朝日新聞)

2003/10/3(金) 第一回目の「環境ISOクラブ」の交流会開催
先日、環境ISOを認証取得している企業を対象にして結成した「環境ISOクラブ」の初めての交流会を今夜開催し、14企業と2市民団体の総勢27名が集まって下さった。全国的にも、環境ISOを認証取得している異業種の交流は少ないと聞いている。ましてや市民団体が仲立ちをし、企業と企業、企業と市民をつなげていこうという取り組みは全国でも初めてかもしれない。当事務局長がミニ講演会を行った後、各企業の取り組みなどを発表していただいた。そしてその後の懇親会で、参加者のみなさんが親しそうに話をされている姿を見て、とてもうれしかった。
人と人のつながりが、すべてのことを動かしていく。多くの方たちとつながって、一緒に地球環境・生活環境を改善していきたい。
今日のエコニュース:イラクの大量破壊兵器を捜索している米中央情報局は、「具体的な証拠は見つかっていない」とする暫定報告書を、上下両院の情報特別委員会(秘密会)で報告する。(朝日新聞)

2003/10/2(木) イワシが高くなったと嘆くより・・・
今朝のテレビで、イワシが1匹500円以上、鯛より高い高級魚になりつつあるようだと報道されていた。まぁそれは大きいイワシだったが、小ぶりでもかなりの高値になっているらしい。どうして、そうなったかというと、まさに「捕れない」ことに他ならない。鹿児島県の阿久根漁港も以前はイワシの宅配便でにぎわっていたが、数年ほど前から捕獲量が激減し宅配中止になったように記憶している。
水温の上昇、それによるエサになるプランクトンの減少や移動、または乱獲が主な原因だと考えられるし、環境問題の視点から見れば、温暖化や紫外線の影響が出てきていると推察される。イワシが食べられなくなった私たちが“かわいそう”なのではなく、住みにくい海になってしまって、イワシが“かわいそう”なのだ。私たちにとっては、自業自得なのかもしれない。
今日のエコニュース:アフリカの貧困克服などを話し合う第三回アフリカ開発会議は、アフリカと国際社会の連帯を求めた「ICAD10周年宣言」を採択し、閉幕した。宣言では、「国家の安定だけでは個人の生活向上は保証されない」と指摘し、貧困や飢餓などの日常の脅威から人々を救う「人間の安全保障」の重要性を強調している。(鹿児島新報)

2003/10/1(水) 使えば使うほど、増えるものなぁ〜んだ?
答えは何だと思いますか?ちょっと考えてみてください。
最近私は、やらなきゃいけないことになんとなく押されるように生きているなぁ・・・自主的にあれやりたいとか、こんなことにチャレンジしたい・・・なんてことがなくなっていることに、薄々感づいてはいましたが、そんな自分の内面を見るのも避けていました。でも、今日親友と話してて、元気や活力がないから夢や希望が持てない、夢や希望がないから元気や活力がないという悪循環に、はまっていることに気がつきました。今年もあと残り3ヶ月になりました。なんとか、このトンネルから抜け出したいなぁ。
さて、「使えば使うほど、増えるもの」の答えですが、それは“元気”と“勇気”だと、歌手のさだまさしさんがコンサートの中で以前言っていました。確かに、そうだなぁと納得!そして使わなければ、だんだん減っていくのも“元気”と“勇気”なんです。みなさんは、元気と勇気、使っていますか?

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