2003年11月の事務局日誌
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2003/11/30(日) 殺すのも殺されるのも、私はイヤです。
ついに、イラクで日本人の犠牲者がでた。イラク大使館関係者がふたり移動中に襲撃され銃弾に倒れた。
とにかく亡くなった方のご冥福を祈りたい。この事件が先々どういうことにつながっていくのかわからないが、日本人だけに限らず、どの国の人も争いで亡くなってほしくない。
この情勢が一日も早く終息に向かうことを改めて願いたい。合掌。
今日のエコニュース:政府と国際協力銀行は、エジプトの風力発電所建設への円借款を、二酸化炭素の排出権を取得する「クリーン開発メカニズム」として登録を申請する方針を固めた。政府の途上国援助を途上国の環境対策と同時に、日本の温室効果ガス削減の目標達成にも活用することをめざす。(朝日新聞)

2003/11/29(土) 谷川俊太郎 作  「朝のリレー」   
  カムチャツカの若者がきりんの夢を見ているとき、
    メキシコの娘は朝もやの中でバスを待っている
  ニューヨークの少女がほほえみながら寝がえりをうつとき、
    ローマの少年は柱頭を染める朝陽にウインクする
  この地球では、いつもどこかで朝がはじまっている
  ぼくらは朝をリレーするのだ
  経度から経度へと、そうしていわば交替で地球を守る
  眠る前のひととき耳をすますと、どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
  それはあなたの送った朝を、誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ

夕方のテレビCMで流れたこの詩が気に入って、早速インターネットで検索して見つけました。地球上のみんながつながっているようで、素敵な詩ですよね。「交替で地球を守る」というところが、私は特に好きです。朝は不思議な力を持っているようです。愛と平和のエネルギーもリレーしていきたいものです。

2003/11/28(金) 川辺町のダイオキシン対策
夜中のテレビで、川辺町のダイオキシン対策を取り上げたドキュメント番組を見た。だいたいは知っていたが、じっくりと取り組みを追った番組を見ることができて、環境に対する熱い志を感じることができたので、ここで少し紹介します。
平成9年川辺町はダイオキシン問題が世間を騒がせていたころ、町の最終処分場の焼却灰を調査し、大量のダイオキシンが含まれていることを確認。その分析結果を地元住民に公表すると共に、本格的なダイオキシン対策が始まった。平成12年からは、ダイオキシン無害化を実現するための実験プラントを建設。町民はゴミの排出量を減らしリサイクルを促進するために、ゴミの17分別を開始。その後試行錯誤の結果、平成13年には無害化実験成功、そして焼却灰を使った再資源レンガの開発、ゴミの19分別など取り組みは進展していった。そしてその影には、地元を愛する人たちの努力と信念があった。
この一連の流れは、町役場の一人の男性の熱意から始まった。でも、それは次々につながりたくさんの人たちを動かしていった。まさに感動的なほどに。今では、環境に町ぐるみで取り組む姿勢が全国から注目され視察・見学が相次ぎ、地元の川辺高校ではオリジナルの環境学まで授業に取り入れているとのこと。
「私が変わります!」という言葉が、21世紀の人間環境宣言だという本を先日見つけた。まずは、自分から!他の人や世間がするか・しないかは、2の次、3の次のこと。自分ひとりでも、できることは山のようにあるのだから、他人が始めるのを待っている時間はない。(川辺町の取り組みはこちらから→川辺町HPの環境ページ
今日のエコニュース:鹿児島県は98年につくった環境基本計画に、40項目の数値目標を加えた改定案をまとめ、県環境審議会に示した。(朝日新聞)



2003/11/27(木) 水の問題は、直接命に関わる
「21世紀は水をめぐる争いが起きるだろう」という言葉を、私が最初に聞いたのは21世紀になった直後だったような気がする・・・そしてその言葉通り、それはもう世界各地で始まっている。
今日の朝日新聞に中央アジアのウズベキスタンとカザフスタンにまたがる塩湖アラル海が、「死の海」になっているという新聞記事が掲載されていた。その原因はいろいろあるのだが、一番はアラル海に流入しているアム川が、水源の天山山脈とヒンドゥークシ山脈系の氷河の減少、農業用水としての取水で、水量が減っているためだ。その結果、アラル海に注ぐ流入量は25分の1となり40年間で湖の面積が4分の1、水位は22M低下。湖の塩分濃度が太平洋の倍の濃度となり豊かだった漁場は魚も住めない「死の海」になった。そして、わずかになったアム川の水を地域住民が奪い合う争いが起きており、解決には利水技術、環境保全、保健衛生など総合的な方策が必要とされている。
水は、どの生物にとってもなくてはならないもの。しかし、その水は世界各地で汚れ、使える水は不足している。最近健康ブームによる水ビジネスは盛んになり、石油より高価な水もめずらしくない。これから先、石油より水の方が貴重になってくるだろう。水に限らず、「奪い合わずに分け合う」世の中にしなければ、破滅への加速を早めるだけだ。
今日のエコニュース:国連食糧農業機関は25日、03年版の「世界の食糧不安に関する報告書」を発表した。途上国の栄養不足人口が99〜01年時点で7億9790万人となり、減少傾向から増加に転じた。(朝日新聞)

2003/11/26(水) 買っても最後まで読んでいないのもあるんだけれど・・・
夕方空き時間があったので、天文館の大規模本屋であれこれ立ち読みをしていた。前から気になっていた本、新刊で話題になっている本、何気なく手に取ってみたらなかなかおもしろかった本・・・結局、懐が寂しいので立ち読みだけで済ませたが、いろんな本の顔がのぞけて楽しかった。
それにしても、日本だけでも一日に出版されている本は何冊になっているんだろう。。。以前聞いたことがあるが、数字に疎い私は残念ながら覚えていない。週刊誌から専門書、漫画本に実用本、広い売り場並んでいた本は、きっと何万冊にもなっていただろう。日本ほど、たくさんの出版物を出している国はないとも聞いたことがある。狭いわが家にもいっぱいの本が窮屈そうに並んでいる。
“環境”という視点から見ると、森林破壊だったり、廃棄物の発生だったり、適量以上の発行・流通・廃棄が行われていることは否めない。やっぱり図書館で借りてから、どうしても手元に置きたい本だけ買うのがベスト!・・・とは思うのだが、ついついすぐに“自分のモノ”にしたくなる。今日もきっとおさいふにお金が入っていれば買っていたと思う。。。(^^;
今日のエコニュース:国連エイズ計画は25日、世界でエイズウィルスに感染している人が03年末に4千万人、死者は年間300万人に達するとの最新推計を発表した。日本は90年代の2倍の水準になっている。(朝日新聞)

2003/11/25(火) アメリカの新しい試み
カナダ国境近くの米メーン州のペノブスコット川(支流も含め800キロ)は、20世紀初頭から下流に次々に建設された17ヶ所ものダムによって、遡上する魚類、特にサケが激減し、80年代頃からダム撤去を求める声が高まっていた。しかしその後も進展のないままだったが、99年から環境保護団体と電力会社、連邦・州政府、サケ漁をなりわいにしていた米先住民の5者が、4年越しの話し合いで、2基の発電用ダムを電力会社から買い取って(約28億円)壊すという試みが進行中らしい。
この試みは5者の痛み分けの形で進んでいるという。電力会社は、発電能力の減少。連邦・州政府は、所有地を払い下げ支払金の主な財源とする。不足分は環境保護団体と先住民が募金活動でまかなう。そして先住民は発電所増強に伴い一部の保留地を失い、環境保護団体は他の川の発電所を再稼働させる計画に対して起こしていた差し止め訴訟を取り下げる。
私の感想としては「痛み分け」というが、電力会社は28億円で買い取ってくれて、訴訟まで取り下げてもらえるのだから、あんまり損しなような気がするのだが・・・まぁそれはさておき、そういう話し合いのテーブルに電力会社がついたことは、画期的なこと。
川に魚がもどれば、鳥や動物たちももどり、生態系が回復する。ひとつひとつ自然をもどしていくことで、大きな環境改善につながることに期待したい。
今日のエコニュース:10月のマサバの漁獲量は推計約4千トンで、昨年の同時期の約6割に落ち込んでいる。サバ類全体でみると、東シナ海の漁獲量は昨年度までの3年、近年のピークだった96年の4割未満と低迷している。不漁の原因は、海水温上昇の影響ではないかとの見方もある。(朝日新聞)

2003/11/24(月) 新しいサイトをアップしました。
鹿児島は、この連休いいお天気に恵まれ各地で楽しいイベントが行われたようです。この事務局日誌をご覧いただいているみなさんは、いかがお過ごしでしたか?私は、ほとんど家事とパソコンに明け暮れていました・・・(^^;
でもその甲斐あってか、先日から準備していた新しいサイトの最終校正が終わり、やっとアップすることができました。先月設立した「環境ISOクラブ」の会員企業を取材し紹介したページです。今のところ7社中2社のアップですが、取材を続けていますので、随時追加してアップしていきます。
環境配慮で事業活動を行っている企業を応援し、そういう企業を利用したり、商品販売しているときはできるだけそんな会社の商品を買う、などの行為はグリーンコンシューマーとして、とても重要なことです。この紹介ページが、その助けになればうれしいです。
今日のエコニュース:原子力施設で生じる放射性廃棄物について、経済産業省原子力安全・保安院は、放射能レベルが一般人の年間被爆限度の100分の1以下のものを、特別に管理しない一般廃棄物として扱う方針を決めた。今後、老朽原発の廃炉時代を迎えると、大量の放射性廃棄物が生じ、処理に支障が出るため。(朝日新聞)

2003/11/23(日) 警察署幹部の不正について
今日の昼過ぎに放送されていたスクープ番組を見ていて驚いた。警察内部の腐敗についての事実に、「そこまで、やるか?」という唖然とした気持ちだった。
その中の一部を書きます。全国各地の警察で、拳銃の押収率を上げるための裏工作が行われ、暴力団から買ったり、ロシアから輸入したり、外国人を買収して犯人に仕立て上げたり・・・96年頃、内部告発が続いたので沈静化したとは思われるが、今現在も続いている可能性が強い。そして、どうして、そういうことになるかというと、それは、成績を上げるため。拳銃の押収量が多いと、その警察署に配分される捜査費や報酬費が増えるので、そのために組織ぐるみで偽装工作を行っているというんです。そして、得た捜査費や報酬費の大半は警察署幹部の遊興費(飲食代・ゴルフ代・異動時の餞別)に使われている・・・ということでした。これらについては、元警察関係者が多数内部告発していますが、テレビ局が問題が多発している警察署に情報公開を要求したら、機密文書だからと黒塗りの書類、総元締めの警察庁に至っては逮捕者が全国で出ているにも関わらず「把握していない」との回答。1ヶ所警察署長を勤めれば800万から1000万が懐に入るという。
こんな黒いウワサ(もうウワサじゃなくてほとんど事実なんでしょうが)は、あきれ果ててしまいます。全国の警察署で、ほぼ同じような状態らしいんです。警察って、ワルイ人を取り締まるイイ人なんじゃないんですか?イイ人が、警察に入ったらワルイ人になるんですか?正義感よりお金の方を取るんですか?そんな日本は悲しすぎます。
今日のエコニュース:イラク復興支援特措法に基づき、防衛庁がイラク南部のサマワに派遣する陸上自衛隊の宿営地を選定する際、その地域で米英軍が湾岸戦争やイラク戦争で劣化ウラン弾を使用した可能性が高い場合には、放射能汚染の有無を測定する方針であることが22日、わかった。(鹿児島新報)

2003/11/22(土) ごみを生み出したのは私です、あなたです。
かごしま市民環境会議のごみ分科会が主催した『ごみに関する企業講話』に参加してきた。講師は、先日工場見学に伺った総合リサイクル業の荒川商店さんと、鹿児島県では唯一解体業の専門業者の環境特殊建設さんだった。
荒川商店さんからは、鉄やアルミなどのリサイクルの流れ、ごみの固形燃料化などのお話。環境特殊建設さんからは、建物の解体業として、産業廃棄物の実態や問題点などを聞いた。むずかしい化学的なことから、業界のウラ話まで、内容は多岐に及び、とても興味深かった。
いろいろな感想をもったが、結局は私たちひとりひとりの「ごみに対する責任」について、もうみんな目をそらしている場合ではないなと思った。法律ができ、規制がかかっても、それには抜け穴があり、守らない人も、知らない人もたくさんいる。いくら行政や業者が声高に叫んでも、一般の私たちが真剣にリサイクルの輪がつながるまで責任をもたなければ、いつまでたっても持続可能な循環型社会にはならない。ちょうど雑誌で、全国各地の不法投棄現場の写真を見たが、どれも“死の雰囲気”が漂っていた。日本国中を、死んだ街にはしたくない。
今日のエコニュース:鹿児島県環境審議会の自然環境部会は、県希少野生動植物保護条例に基づき、捕獲した場合などに、懲役、罰金といった懲罰の対象となる県内の希少動植物41種を選定した。早ければ、年内に知事が正式指定する。(朝日新聞)

2003/11/21(金) 自殺について
『中国 年25万人が自殺 若者の衝動死多く』という記事を見て、びっくりした。日本がここ数年、自殺者が3万人を超え危惧していたが、中国のそれは桁外れの多さ。なんと2分間に1人が自殺している計算になり、自殺未遂者も毎年200万人以上。世界の自殺者の4分の1を占めているという。
日本の自殺者は高年齢の男性に多いが、中国では若者に多く(特に15才から34才までの死因のトップが自殺)、その中身も農村が都市部の3倍、女性が男性の3倍、自殺者の28%が学校に通ったことがないなど、社会的弱者が追いつめられている実態も浮き彫りになっている。
「死にたい」という気持ちになることは、生きている以上誰にでもあり得ることだと思う。そういう精神的、身体的、また経済的状況の解決はむずかしく、「がんばれ」の言葉だけで解決するモノではないことは、私も身をもって体験している。でも、でも、なんとか生きる糸口を見つけてほしい。そして、その後押しができる社会体制が、日本も中国も早急に必要だと思う。
今日のエコニュース:気象庁は来年1月から、黄砂についての予測や観測情報を発表すると明らかにした。(朝日新聞)

2003/11/20(木) 地球温暖化の影響は、あちらでもこちらでも・・・
今日も鹿児島は暑く9月初旬の気温だった。あいさつには、必ず「暑いですねぇ」という言葉が出てきた。今年は11月まで“残暑”が続くだろうと予報されていたが、まさに11月下旬に入っても暑さは続いている。
先日テレビ番組「素敵な宇宙船 地球号」の録画を見た。ロシアの永久凍土が溶け、被害が多発している問題を取り上げていた。悠久の年月、木(森)に守られていた永久凍土が、経済政策・道路を作るために木が切られ土がむき出しになり、日光の影響を直接受けるようになっていった。それにより、土中の氷の部分が溶け、水たまりのようなものができ、それがだんだんと広がり、池・沼のようになり周りのモノを飲み込んでいく。草、木、道路、家・・・。一度始まった融解は誰にも止められず、そいういう場所が何カ所もできているという。
私は認識不足で、永久凍土の地域は人もほとんど住まないような極東だけかと思っていた。でも今回、もちろん寒い土地ではあるのだが、普通にたくさんの人たちが暮らしている土地だということを知った。しかも、永久凍土が溶けることにより、地中に閉じ込められていたメタンガスが放出。それによって、さらに温暖化が促進される・・・まさに悪循環だ。
市民が立ち上がって植林活動が始まったそうだが、それが森になるまでには何年かかることだろう。しかし、何でも初めの一歩から。環境問題は、知っているだけ、心配するだけでは何も始まらない。あなたは今、何歩めを歩いていますか?

2003/11/19(水) 失われた命も文化も帰ってこない
昨日のザーラさんとティモール君の話を続けます。
94ー96年の戦争によってチェチェンの学校は破壊され、教師の数も不足していたため、ティモール君はほとんど学校に行けない状態が続いていたという。97ー99年、つかの間の平和が訪れたとき、ろくに勉強ができないまま5年生に編入。しかし2ヶ月授業に出たところでまた学校は閉鎖。そして、それから2年後の9月30日に再び戦争が始まり、家族バラバラの生活が始まった。ザーラさんとティモール君が再会できたのは6ヶ月後、そして祖母と再会できたのが8ヶ月後、しかし父親とは二度と会うことができなかった。
そういう状況の中、勉強どころではない生活が続いているので、ほとんどの子供たちは読み書きができないという。身を潜めて生きている子供たちには、チェチェン語も使えないし、地域の文化・伝統も知らない、きれいだった町の姿も知らないまま育っている。戦争が始まる前の今からわずか10年前が、全く想像できない過去になっている。戦争は個人の悲劇はもちろんだが、その国の文化も言語も伝統もすべて失ってしまうことを改めて感じた。
歴史上、いくつ同じような“失われた国”があったことだろう。人間はどこまで行ったら、その悲劇から教訓を学ぶのだろうか。ザーラさんが最後に言った「チェチェンを戦争だけの国とは思わないでほしい」という言葉が印象的だった。でも、私がパソコンに向かっている今この時も失われていく命があるとは、なんともやりきれない気持ちでいっぱいだ。
今日のエコニュース:温泉ブームの中、湯枯れが心配される泉源が数多く出てきていることを受け、環境省は初めての詳しい全国調査を行うことを決めた。全国の温泉地は3023ヶ所まで増えたが、総排出量は1999年度をピークに減少している。(イオルニュース)

2003/11/18(火) 同じ地球で同じ時間を生きているのに・・・
世界中すべての人たちの人権が守られ、平和に暮らせるように支援している「アムネスティ・インターナショナル」が主催したチェチェン・スピーキングツァー『子どもの物語にあらず〜チェチェン紛争がもたらした悲劇〜』に参加してきた。ジャーナリストのザーラさん(42才)とその17才になる息子ティムールさんが来日し、全国各地でチェチェン紛争の実態を、彼女が撮影したビデオと講話で伝えている。
実のところ、ニュースでチェチェン紛争がおきたことは知っていたが、それがどういうものか全然知らなかった。簡単に説明すると、チェチェンという国は94ー96年、そして99年から今現在もロシアから攻撃・侵略を受け(原因は石油にありそう)、95万人のチェチェン人のうち10万人は亡くなっている。そして、ザーラさんも夫を始めほとんどの親族を失ったそうだ。
ビデオに映っていた5才〜13才くらいまでの子供たちは、戦争が日常生活になっているにも関わらず、的確に大人たちが起こしている戦争の悲惨さ、問題点、空しさを言葉にしていた。イラクばかりに目がいっていたが、他の国でもたくさんの人たちが傷つき亡くなっていることを知って、とても悲しかった。みんな同じ地球人なのに・・・
今日のエコニュース:亀井農水相が17日、就任後初めて長崎県の諫早開拓事業を視察した。それにあわせて、有明海沿岸の漁業者ら約200人が工事中止と中長期開門調査の実施を訴えた。(朝日新聞)

2003/11/17(月) フェアトレードを思う
1年近く愛用しているヤギ皮バックの持ち手が綻び、困っていた。市内のフェアトレードショップ『リンク』で買った物で、デザインも使い勝手もよく持ち手以外は痛んでいないので、修理できないかと『リンク』さんに相談に行った。店の方が3人で対応してくださり、結局、裁縫箱まで持ち出して手縫いで修理をしてくれた。これでまたバックの寿命が延びて、私もバックも大喜びで帰ってきた。
フェアトレードというのは、途上国の人たちが作った物を正当な価格で買い、かつ生産者の人権と健康、そしてその国の環境も破壊しないように配慮した取り引きのことだ。欧州では60年代から始まり、日本でも80年代半ばから少しずつ広がり、今はアジア雑貨のブームにも乗り、ずいぶんシェアを伸ばしてきている。
大流行している『100円ショップ』で、売られている物はほとんどアジアからの輸入品だ。どう考えても100円から材料費や利益を差し引けば、生産者に払われている賃金は、ほとんどないのではないかと懸念する。フェアトレードでないことは確かだ。
でも、私も100円ショップに足を運んでしまう。知人が以前「100円ショップで買い物してはいけないとは思うけど、今は失業中で1円でも安く買わなければ生活できない。でもちゃんと職について生活が安定したら100円ショップ通いはやめるよ。」と言っていた。
今日、フェアトレードの物を修理してもらったことで、改めて生産者のことを考えて買い物をしようと思った。
今日のエコニュース:急増している森林ボランティアによる森林整備を推進するため、林野庁は森林の手入れをするグループに国などが助成金を直接支給する制度を来年度から始める。8月末にはボランティア支援室も設置した。(朝日新聞)

2003/11/16(日) 風力発電の学習会に参加してきました。
野間岬風力発電所の視察と、『自然エネルギー促進法推進ネットワーク』の大林ミカさんの講義に参加してきた。
ウィンドパーク展示館は2回目の来訪だったが、実際に第6号基の下まで行ったのは初めてだった。九電の方がいろいろ説明(内緒話も)してくださったし、タワーの中も入ることができた。高さ45メートルのタワーのプロペラの大きさは30メートル。この春から10基になり、約1,000世帯分の電気を作り出しているという。風を切る音が青空に響いていた。
大林さんの話から、興味深かったことを少し。日本は総発電電力量のうち、新エネルギーが占めるのはわずか1.4%。そしてそのうち風力は0.4%、大半は廃棄物発電。先進国では今後風力発電を20%以上は増やそうと目標を立てているのに、日本はわずか1.35%。日本のように入札で風力導入を図っている国は伸びが低く、政府が買い取り制度を設けているところは増えている。(ドイツの買い取り価格は3倍)。デンマークでは、市民共同発電や個人投資で風力発電所を作り、大幅に伸びている。日本でも北海道や秋田では、市民がグリーンファンドを作り風力発電所を設営し成功している。
今日のエコニュース:総務省は15日、低排出ガスかつ低燃費の「エコカー」を対象に自動車税(道府県税)を軽減するグリーン税制の対象車を、より規制が厳しい最新認定車に限定する方針を固めた。(鹿児島新報)

2003/11/15(土) 化学&科学の進歩がもたらす懸念と期待
興味深いエコニュースをふたつ詳しく紹介します。
環境省は14日、急性毒性や発ガン性のある化学物質、マイレックスが国内の動物から初めて検出されたと発表した。マイレックスは途上国で農薬として使われているが、国内では生産や輸入が禁止されている。国内には存在しないはずの化学物質が広範囲に検出されたのは初めて。今後、人への影響を調べる予定。
マイレックスは白色無臭の粉末で、内分泌攪乱(環境ホルモン)作用も疑われている。調査したハシブトガラス12羽、スナメリ10頭すべてから検出されたほか、タヌキで10匹のうち9匹、ニホンザルで10匹のうち3匹で見つかり地域的な偏りもなかった。濃度はカラスの場合で体重1gあたり平均1.1ナノグラム(ナノは10億分の1)で、致死量の100万分の1以下だったという。
同省は、途上国でアリ退治用に使われた物が、大気や海流に乗って運ばれたものと見ている。魚や貝などを食べて人体に蓄積される可能性もあり、「人の健康に問題となるレベルとは考えられないが、動物実験や大気の濃度、魚や貝の蓄積状況を調べる」としている。(朝日新聞)
米国の科学者グループがこのほど、細菌に感染して増殖するファージと呼ばれるウィルスの人工合成に成功したと記者会見し発表した。
エーブラハム米エネルギー長官は、「将来人工的に作り出した微生物を使って、大気から二酸化炭素や汚染物質を吸収したり、水汚染を劇的に減じたり、放射性廃棄物の毒性効果を減少させたり、水素を作り出したりするなど、環境やエネルギー面の改善に役立つ技術につながる『重要な科学的躍進』である。」と評価した。(鹿児島新報)

2003/11/14(金) おいしいものを食べられる幸せ♪
今日は仕事の予定が入っていなかったので、2つのデパートで行われている「北海道物産展」と「おめざフェア」(あるテレビ番組で紹介された全国のグルメ品展)に行ってきた。食べること大好きな私としては、その場にいて、いろいろ見て回るだけでも幸せ気分!どちらの会場も大勢の人で、ごった返していた。
それにしても、日本はおいしいものがいっぱい。海の幸から山の幸、和菓子、洋菓子・・・あらゆる物が手の届く場所にある。本当においしいものは、やっぱり日本で日本の食材を使って真面目に生産されたものだなぁと思った。食糧自給率が20%代になって久しい現在、改めて“mede in JAPAN”の有り難みをを感じる。
今日のエコニュース:沖縄県北谷町の米軍キャンプ桑江の跡地から、土壌汚染対策法の基準を上回る鉛や六価クロムなどの有害物質が検出されたことが、13日わかった。対策費は日本側が負担する予定。(朝日新聞)
ドイツ電力大手イーオンは、14日北部ニーダーザクセン州の国内2番目に古い原電(加圧水型)の運転を終了させる。ドイツでは2021年頃までに国内で稼働する原電19基すべてから「原子の灯」が消えることになる。(鹿児島新報)

2003/11/13(木) 荒川商店に取材に行ってきました
私たちの活動のひとつとして、先月「環境ISOクラブ」を立ち上げ、まずは7社が入会してくださった。その7社の取り組みを、たくさんの方たちに知っていただく第一歩として、このHPの中で紹介していくことにしており、今その準備をしている。
今日は、様々な廃棄物処理をしている『荒川商店』(鹿児島市七ツ島)に取材に行ってきた。詳しい内容は後日アップするが、今日はその感想を少しだけ書きます。
事務所で環境ISO取得前後のお話や現在の状況などを伺った後、リサイクル現場・工場を見学させていただいた。広い敷地に、様々な廃棄物が整理されつつ山積みになっていた。車、自動販売機、放置自転車、エアコン、テレビ、洗濯機etc・・・どれくらいの種類のものが入ってきているのか、数え切れない程だとおっしゃっていた。
本当に、私たちの暮らしを便利快適にしてくれた物たちの墓場のようだった。でも、ここに運ばれてきた物は、まだ第2、第3の人生が作られる。リサイクルされて、また生まれ変われるのだから廃棄された物たちも、喜んでいるのかもしれない。でも、こういう道は取られずに、ただ埋め立てられる物、山の中に不法投棄される物たちもたくさんある。
大量生産、大量消費、大量廃棄の時代は、終わったと言われるが、現実はまだまだだと思う。私自身も偉そうなことは全然言えない。反省!反省!

2003/11/12(水) 便利快適な生活の代償は・・・
電力会社で組織する電気事業連合会は11日、使用済み核燃料の再処理など原子力発電の後処理費用が総額18兆9千億円に達する、との試算を初めてまとめた。不明だった費用が公表されたことで、改めて原子力発電問題に一石を投じた形になったようだ。
これまで国や電力会社は、「原発の発電コストは割安」と言ってきた。しかし、後処理費用まで考慮すると、その優位性は薄れ、しかもその費用負担は誰が行うのかという問題が表面化してきた。しかも危険な放射性廃棄物は、数万年の長期の保管・管理が必要になる。数万年・・・そんな期間、誰が責任を持てるというのか。
「原発は二酸化炭素を排出しない」とも言っているが、実際はウラン採掘時点のことは、はずしてあるので正しいとは言えない。そして何よりもウランや原子力発電所が、いかに危険な代物であるか、秘密にしていることが多い。アフガニスタンやイラクで使われ多くの人たちを今も苦しめている「劣化ウラン弾」は、日本が原発用に採掘したウランの残骸から作られているという。
いろいろな問題を含んでいる原子力発電。私たちは、便利快適な暮らしを得るために、どれだけのリスクを負っているのか、一人一人正しく知る必要があると思う。

2003/11/11(火) 真実は必ず、明らかになる
イラク戦争中に捕虜になり、戦争のヒロインとして大々的に報道された元米陸軍兵士ジェシカ・リンチさん(20)が、米テレビのインタビューで、「私は米軍に利用された。実際は味方同士の車の衝突事故で負傷し、イラクの病院関係者には感謝している。」と軍当局の情報操作を批判したという。
これまでもアメリカでは様々な情報操作が行われ、米軍に優位な報道をしてきたと聞いている。戦時下では昔から行われてきた行為なのかもしれないが、21世紀のグローバルな社会にあって、そんな行為がいつまでもバレないと思っていたのだろうか。
今回のこの事件は、既に米軍の美談として映画化までされているという。戦争映画で戦意をあおるような時代は終わった。真実を見る目は、誰もが持っているのだから。
今日のエコニュース:小泉首相は10日、イラク復興支援特別措置法に基づき、自衛隊と文民(計1200人)の年内のイラク派遣を最終決断した。(朝日新聞)

2003/11/10(月) たまには、宇宙レベルの意識を体験してみては?
今日はちょっと神秘的な話をご紹介します。数日前に友人やメルマガから得ていた情報で、少し遅くなりましたが。
昨日、日本時間9日午前10時12分42秒に、地球を中心として火星、土星、太陽及び月、木星、カイロンの二つのトライアングルが重なって六芒星を形成し「ハーモニック・コンコーダンス」状態、“聖なるイベント”の期間(6日〜11日)になっています。この期間は、分離されていたもの(マインド・価値観)が調和的に一致し、すべての人の意識を上昇させ、これまでにない意識のジャンプを起こす力が働いているそうです。そして、この時期は特に“祈りと瞑想の力”が強くなるとも言われています。
さて、あなたの周りにも見えない力が働いているかもしれません。ひょっとして総選挙も、前評判以上に民主党が躍進したのも、この影響?・・・と思うのは、考え過ぎかな(^^;
24日の新月の日食までは意識のジャンプが続いていくようですので、この力に同調してみると心地よい体験をするかもしれませんよ。
今日のエコニュース:適正処理が義務づけられている使用済み業務用機器のフロンガスが、昨年度6割以上3300トンが未回収・行方不明になっていることがわかった。(イオル・ニュース)

2003/11/9(日) 音楽は時代も映す
昨日の夜、県民交流センターで行われた「ヤマハゴスペルクラブ スピリチュアルクロス」の定期演奏会に行って来た。ゴスペルを聴くのは初めて。総勢50名ほどで歌ってくれた歌は、どれも素敵だった。静かな神聖なものから踊りが入る楽しい曲までバラエティに富んでいて、十分に楽しい時間を過ごせた。
「ゴスペル」と「スピリチュアル(黒人霊歌)」の違いがわからなかったから、ちょっと調べてみた。17世紀から18世紀にかけて、アフリカからアメリカにたくさんの奴隷(推定1400万人)が、強制的に連れてこられた。そしてその抑圧された苦しい日常生活の中からの解放、真の自由を求める魂から生まれてきたのが「スピリチュアル(黒人霊歌)」だった。それから奴隷解放宣言を経たあとも続いた人種差別の時代、そしてキリスト教の思想(聖書の言葉)が加味されながら時間をかけて形成されていったのが「ゴスペル」。おおよそは、そういう流れで培われてきた音楽であることがわかった。
題名は忘れてしまったが、以前奴隷のことが描かれている絵本を本屋で見つけて驚いた。奴隷の人たちが連れてこられるページを見て、正直吐き気がした。気分が悪くなって立っていられないほどだった。奴隷船の船底に二段、三段に分けられた戸板の上に身動きもできず寝かされ、上の人からは屎尿が落ちてくるような状態。もちろん食べ物も与えられない。死んだら海に投げ込まれるだけ・・・奴隷売買の時代があったことは歴史の1ページとしては知っていたが、そんな状態で何も罪のない人たちが奴隷として売られていた事実は知らなかったのでショックだった。
現代は楽しみと神聖な気持ちを与えてくれるゴスペルだが、そういう歴史を踏まえて聴くとまた違った余韻が感じられる。21世紀になって奴隷制度はなくなっているが、今だに人種や宗教による差別や偏見は続いている。すべての人たちの上に平和が訪れてほしい。
今日のエコニュース:国土交通省が海岸のある全国の自治体に津波避難訓練の実地状況を聞いたところ、26%の自治体しか実施していないことが分かった。九州・山口の訓練実施率は、津波で最大500人の死者が想定される宮崎県が69%で全国平均を上回ったが、鹿児島県では11%だった。(朝日新聞)

2003/11/8(土) 住民登録は、お遊びではなく・・・
ある投稿で、住民登録の矛盾を知った。それは、話題作り・パフォーマンスのために、架空の人物や動物には与えているのに、希望している外国人にはなかなか与えられていないということ。今年だけでも盲導犬、鉄腕アトム、あざらしのタマちやん、そしてアニメのクレオンしんちゃんが、住民登録をされたという。この現象は住民登録をされずに困っている外国人たちにとって、おもしろくない気持ちはよくわかる。
国際結婚の場合、もし夫が外国人で妻が日本人であれば住民票に夫の名前は載らず、妻は独身のまま、子には父親がいないことになる。また外国人の登録管轄が総務省と法務省に分かれているため災害時には安否確認が非常に困難になる恐れがある。税金を払っていても日本国籍でなければ「住民票」は与えられないのだという。
詳しい法律・規定はわからないが、日本は外国人に冷たいという言葉を再度思い出した。日本人にとっては当たり前の住民票だから、今回の投稿を読まなければ私もこの事実は知らなかった。すぐに法律の改善は難しいのだろうが、せめて外国人の人たちの気持ちを逆撫でするような行為は慎んでほしい。
今日のエコニュース:首都1都3県が10月1日からディーゼル車の排ガス規制して1ヶ月余りが過ぎた。東京都が測定している浮遊粒子状物質の濃度は、今年10月平均昨年同月より30%減った。(朝日新聞)

2003/11/7(金) 寒くなる季節に、心も寒くなってしまう・・・
最近、朝日新聞の連載でホームレスの人達が、支援団体の協力を得て雑誌を売り日銭を稼ぎながら、自立を目指している姿が紹介されている。ホームレス問題が各地で深刻になってだいぶ経つ。鹿児島も寒い時期はホームレスの人達が南下してくると聞いている。
先日ある事実を知って、唖然とした。それは、ホームレスの人達が寝床にできないように,、公園のベンチ中央に柵を取り付けているということ。実際に天文館の公園で、その柵付きのベンチを見た。
なんか、違うような気がする。もちろん、公園で寝泊りすることがいいことだとは思わない。でも、みんな事情があってのこと。誰も好き好んで、ベンチや路上で寝ているわけではないことは、お役所の人もわかっているはず。公園のベンチが安心して眠れるところとは言い難いが、そこさえも奪うのはどうかと思う。いったんホームレスになってしまったら、そこから“普通”の生活に這い上がるには、個人の力だけでは難しい。ベンチに柵を付けてホームレスの人を追い出すより、そこに寝ないで済む政策の方が先だと思うのだが・・・
今日のエコニュース:農水省は補助金の支払いで、環境保全型の農家を優遇する仕組みを導入する方針を固めた。(朝日新聞)

2003/11/6(木) 本当の被害者は、人?動物?
日本人が安易に“外来種”を持ち込んだため、生態系に異変を起こした例を2つ。
北海道で“アライグマ”の被害が広がっている。1977年のテレビアニメで放送された「あらいぐまラスカル」の影響で、ペットとして飼われていたアライグマが捨てられ、今や北海道の100以上の市町村で野生化したアライグマが確認されている。生息数は約6千頭。トウモロコシなどの農業被害は02年度3300万円。
沖縄県石垣島市の尖閣諸島の魚釣島には、日本の政治団体が1978年に持ち込んだ2頭のヤギが数百〜千頭に増えた。衛星画像からは、草木が食べ荒らされ、土壌流出の可能性もでてきたという。
動物に罪はありませんが、このままでは被害が増大する一方なので捕獲し根絶される予定です。同じような例は他にもあり、人間のエゴが引き起こした事態を残念に思います。
今日のエコニュース:5日早朝、神奈川県大和市の「ジャスコ大和鶴間店」の建物内南側で生ゴミ処理施設が爆発し、吹き飛んだコンクリート片や爆発によるなどで、消火活動中の消防隊員や大和署員ら計11人が顔や足などにけがをした。(朝日新聞)

2003/11/5(水) 立候補者アンケート
積極的な環境啓発活動を続けているネットワーク『地球村』が、11月9日の衆議院選挙の立候補予定者に対して「全国統一公開アンケート」を行った。
マスコミや立候補者自身が出している情報以外にも、本意を知りたいと思うことがある。特に、環境については「大切です」と言いながら、開発中心・経済優先の人も多いので、少しでもその人の人柄が見える資料がほしいと思う。そういう意味では、アンケートという形で立候補者の意志が確認できることはありがたいこと。
ひとつの基準として大いに参考になるし、またこういうアンケートをすることで市民は「見ているんだぞ!」という意思表示にもつながると思う。
とにかく、自分の地域の立候補者は回答したのか、しなかったのか、そしてどういう答えを出したのか・・・確認してから投票してみてはいかがでしょう。是非、ご覧ください。
公開アンケート結果は、こちらから
今日のエコニュース:温暖化防止のルールを定めた京都議定書が、ロシアに振り回されている。発効にはロシアの批准は欠かせないが、ロシアの姿勢は二転三転しており、6日からローマで開かれるEU・ロシアサミットの成り行きが注目されている。(朝日新聞)

2003/11/4(火) 簡単ストレッチ
仕事の合間(人前で恥ずかしい時はトイレでもできますよ)、家事の合間、ちょっとした時の60秒ストレッチを紹介します。
血液や老廃物が滞ることで体には疲労がたまるので、一番てっとり早いのは、「たまりやすいところ」をほぐすことです。たまりやすいところとは、“足首、股関節、首から肩にかけて”です。足首はかかとを上げ下げすることと、足首を内回し、外回しをすること。股関節は片足ごとに持ち上げて足の付け根を意識してこれまた内回しと外回し、そして少し足を開いて腰を右回し左回し。そして首は前後・左右・右向き左向き・そしてぐるっと首回し、そのあと肩を上げてストンと落とす。この一連の動作は数回ずつ繰り返しながら続けてやってもだいたい60秒ほどで終わります。
もう少し余裕があって横になるスペースがあるときは、仰向けに寝て両手両足を上げる。見た目にはちょっと恥ずかしいが、その状態で手足を小刻みに震わす。これを30秒以上すれば、体全体の血液の循環がよくなって手や足先の毛細血管まで新鮮な血液が回るそうです。寝る前にも有効なので、お試しあれ。

2003/11/3(月) ホテル・旅館へのエコ提案
先日から旅館・ホテルへのエコ提案を募集していましたが、その結果をまとめたので少しご報告します。
主なものとして、・ゴミ削減への取り組み(使い捨てのものをやめる・分別の促進)、・食材への配慮(地元の無・減農薬野菜の利用)、グリーン購入の促進(リサイクル製品を使う・環境にも人にもやさしい成分のシャンプーなどをおく・プラスチック製の備品は使わない)、過剰なサービスは控える(エアコンの利きすぎ・連泊時のシーツ換え)などの意見をもらいました。その他、細かいご指摘もあったので、貴重な意見として旅館・ホテル業の方々に伝えたいと思っています。
私たち消費者・利用者が、環境に関して声をあげることは非常に大事なことだと思います。これからも、持続可能な社会の実現のため、みんなで知恵を出し合って、よりよい世の中にしていければいいなと思います。

2003/11/2(日) あなたは、今回の選挙で何を重要視しますか?
昨日のゴミ分科会の学習会が終わった後、雑談で出てきた話。それは、選挙戦で出るゴミのこと。ポスターやチラシ、立て看板、その他諸々。かなりの量のゴミが選挙で生まれるのではないか。
今回の選挙戦でも、東京から有名人?が多数応援に来ている。その度に、案内板が繁華街の天文館を中心に立てられている。「そんなにたくさんいらないのでは・・・」と思うくらいに。そして、それはたぶん1回限りの使い捨て。どの候補者が、どれだけのゴミを出しているのか・・・そんな視点で候補者を見てみるのも、おもしろいのかもしれない。
総選挙まであと1週間。自衛隊のイラク行きのための物資の準備が着々と進んでいるという新聞記事を見つけた。総選挙後に、どういうことが待っているのか・・・候補者や政党を選ぶ視点はいろいろあるが、私は「これまで」より「これから」を基準に選びたい。
今日のエコニュース:グルメブームで需要が急拡大した上海ガニに、大量の抗生物質が投入されている疑いが浮上した。(イオルニュース)

2003/11/1(土) 身近な歴史は、おもしろい!
かごしま市民環境会議のゴミ分科会が主催した「歩いて感じよう環境問題〜歴史・まちづくりから」に参加してきた。結論から言うと、とってもおもしろかった。かごしま探検の会の方を案内役に、ただ市役所周辺をのんびり歩いて回っただけなのに、新しい発見がいっぱいあった。
町の名前ひとつをとっても、その由来を聞くとおもしろいし、地理的にも今と昔では、大きく違っていることに驚く。話は、平安時代の俊寛の島流しから、日露戦争、西南戦争の西郷隆盛の時代、第二次世界大戦の戦前・戦後など、今自分が立っている所にも幾千のドラマがあったことがうかがえた。
環境問題の視点からも、ゴミのこと、人や自動車の増加による弊害、堀や川の埋め立てなど、いろいろな移り変わりを知ることは、これから先の環境を考える上でも貴重な指針になると思った。過去と未来に思いを馳せた2時間だった。
今日のエコニュース:軍縮と安全保障問題を協議する国連総会第1委員会は30日、日本が提案していた核廃絶決議案を賛成146、棄権16、反対2で採択した。反対したのは、米とインド。(朝日新聞)

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