2003年8月の事務局日誌
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2003/8/31(日) セヴァン・カリス=スズキ
今夜テレビで、カナダ在住の環境活動家セヴァンを紹介する番組が放映された。彼女の『地球を残してください』というスピーチは、“伝説のスピーチ”と言われている。彼女は9才の時から小さなグループを立ち上げ、仲間の子供たちと一緒に地球環境問題を学び行動してきた。以来23才の現在まで、常に実践的な活動を続けている環境活動における若者のリーダーである。
昨年の日本全国ツァーの際、一緒に食事をする機会があったが、素顔のセヴァンは“柔らかな”雰囲気を漂わせる美しい女性だった。山積みする環境問題に対して、脅迫的にも絶望的にもならず、柔軟にまず自分のできることから始めていこうとする彼女の姿勢を垣間見ることができた。そして彼女のお箸の使い方がとても上手だったことは、なぜだかちょっぴりうれしかった。
今日のエコニュース:2002年の環境白書によると、国民1人が1日に1キロ以上のゴミを出し、洗剤は1人当たり年間7キロを消費している計算になる。

2003/8/30(土) 「簡素」は「簡単」ではない?!
8月末が近づき、ご近所で2件の引越し作業を目にした。引越しとなると、今までの家財道具や雑貨類を不要品として処分していく。その2件もゴミの山を出していった。
本当に私たちは物が溢れた中で生活している。以前エコ通信の3号の巻頭言にも書いたが、世界で一番たくさん物を持っているのは日本人だそうだ。大変恵まれているのは事実だが、自分で意識的にブレーキをかけなければ、止めどなく増えていくのが恐ろしい。必要最低限の物だけで、心豊かな暮らしはできると知ってはいても、私自身なかなか実践できていない。
今日のエコ・ニュース:政府はCO2など温室効果ガスの01年度の国内排出量を公表した。総量は12億9900万トンで、00年度比で 2.5%減少した。しかし、京都議定書の削減義務の基準年である90年の水準をなお5%余り上回っている。(朝日新聞)

2003/8/28(木) 食料を考える
今年はお米が不作ということで備蓄米を調べてみようとインターネットで検索していくと、農林水産省が平成14年3月に発行された『不測時の食料安全保障マニュアル』に行き着いた。その存在は知っていたものの、実際にそのマニュアルを見るのは初めてで60ページもあったのでまだよくは見ていないが、「食料等の割当て・配給の手順」や「物価統制令による価格の統制」などの項目があった。
日本の食料自給率は先進国で最低。食べ物の心配は、天候が不順だった今年だけの問題ではない。根本的な問題を解決しなければ、戦後の食料状況以下になる。
今日のエコ・ニュース:気象庁が来年度からHPで、翌日の有害紫外線指数予測を15段階で公表することにした。(朝日新聞)

2003/8/27(水) 在るべきものは、在るべきところに・・・
日本で紫外線の測定をしているのは、札幌・つくば・鹿児島・沖縄の4ヶ所だけ。どこが一番紫外線が強いかと言えば、やはり沖縄が一番強く、しかも今年はこれまでで最高の数値も観測されたとの事。
でも、その沖縄の女性の肌年齢が通常より若い人がたくさんいるらしい。紫外線はお肌に悪いはずなのに「なぜ?」と女性なら誰しも気になるところだが、それは食材に秘密があるとテレビ番組で言っていた。沖縄には、そこに住む人達に必要な作物、つまり紫外線の害を軽減するビタミンCをたくさん含むゴーヤやアセロラなどが昔からあるというのだ。
人間が他の地域の動物や植物を持ちこんだために、本来の動植物が絶滅の危機にあるという話をよく聞く。大自然は「在るべきものは在るべきところ」にあるように、長い年月をかけてそのバランスを作ってきた。私達はそれを崩すことのないように気をつけなければならない。
今日のエコ・ニュース:鈴木環境省相は、省エネや省資源、廃棄物リサイクルなど経営に取り入れている環境配慮型の企業を優遇する「環境経営促進法」(仮称)を来年の通常国会に提出したいとの考えを明らかにした。(朝日新聞)

2003/8/26(火) 大江戸打ち水大作戦
昨日の正午、『大江戸打ち水大作戦』と銘打ったイベントがあり、3300人以上の参加者が4ヶ所のイベント会場と都内各地で一斉に打ち水行動を行った。そして実際に、4イベント会場の測定で、平均1度の温度低下が確認された。
日本の暑い夏を乗りきる為の先人達の知恵が、21世紀の大江戸のヒートアイランド現象に「涼しい風」を与えてくれたようだ。東京の各地でこの打ち水効果をうまく利用できれば、気温2度以上の低下、最大電力4〜5%の削減が見込まれるらしい。先人の知恵は、技術の進歩に勝るとも劣らないと感じたイベントだった。
今日のエコ・ニュース:環境省は三重県多度町で起きたごみ発電施設のごみ固形燃料爆発事故を受け、再発防止のため全国のごみ発電に関る施設の実態調査を行うことを明らかにした。(朝日新聞)

2003/8/25(月) 排水も考える
「チャレンジ!エコ生活」のコーナーに「炭と塩の洗濯」を掲載した。この洗濯法のメリットはいろいろあるが、一番のメリットは安心な排水を流せることにあると思う。
折りしも今日の朝日新聞に『保全策ない井戸水』という記事が出ていた。私たちの家庭や工場などで排出した水と私たちの飲み水は井戸を使っている、いないに関らず関連しているのは確かだ。下水処理場で処理された水も、化学物質の浄化には限界がある。
地球上のすべてのモノは循環で成り立っている。自分や他人が汚した空気も水もすべて自分に返ってくる。そのことを、常に頭の隅に置きながら行動したい。
今日のエコ・ニュース:工場から排出される化学物質の公表データを入力すれば、特定場所の汚染状況が個人でも計算できるソフトを、独立行政法人の産業技術総合研究所化学物質リスク管理研究センターが開発した。このソフトはインターネットで無料で提供される。(朝日新聞)

2003/8/24(日) ISO14001市民団体認証のための審査
今日は、あるリフォーム会社のISO14001のマネジメントシステムを地球環境フォーラム鹿児島で認証するための審査を行った。今まで市民団体が企業の環境配慮のしくみを審査し、ISO14001の認証をするということは前例がない活動である。正式な認証は後日行なわれ、その際はこのHP上でも詳しく情報公開をしていく予定にしている。
この新しい活動は「グリーンコンシューマ・グリーン・カンパニーを増やす」という私たちの団体の活動理念のもと始めたことだが、個人も市民グループも企業も共に繋がり、循環型社会を築いていくためのお手伝いになればと思っている。
今日のエコ・ニュース:環境省は今月中旬に南極上空にオゾンホールが出現していたことを発表した。観測史上、2番目に早い出現だった。(エコロジーオンラインニュース))

2003/8/23(土) 踊る大総裁選
テレビ・映画で人気の刑事ドラマ「踊る大捜査線」をもじって、9月に行われる自民党総裁選が「踊る大総裁選」と言われている。ドラマのごとく、いろんな登場人物がすったもんだしているのが、傍目に見ればおかしいくらいだ。
でも、何と言っても今の日本の舵取りをする人を選ぶのだから、私たち国民一人一人にも大きく関ってくる事。踊っていないで、確実に前に一歩を踏み出す人が選ばれてほしい。最近、特に平和に対しては後退している気がするので・・・
今日のエコ・ニュース:指宿市の産廃業者の中間処理施設から、基準を上回るダイオキシン類が検出されたとして、鹿児島県は焼却炉の使用停止と焼却施設の改善を命じる処分をした。00年1月のダイオキシン類対策特別措置法の施行以来、県が処分をするのは初めて。(朝日新聞)

2003/8/21(木) もしやそれは電磁波過敏症?
朝日新聞の記事からの転用だが、ある女性が携帯電話の中継基地局があるマンションの最上階に住んでいた。突然、頭痛がしたり、熱はないのに体が熱く感じたり、口や手が震えたり、動悸が激しくて眠れない夜が続いた。電子レンジやパソコンを使うと症状がひどくなり、近くで携帯電話を使っている人がいると頭が締め付けられるように痛むときも。
神経内科などではわからず、後々電磁波による検査を受けたら、脳の血流が減るなど電磁波が影響しているらしいとわかった。個人差もあるが、最大で40%も血流が減る人もいるとか。
欧米では電磁波対策が取られているが、日本はまだまだ遅れている。最大の対処法は電磁波の発生源を避ける以外にはない。
今日のエコ・ヒント:主な電磁波対処法ー携帯電話はイヤホンマイクを使う・電子レンジや電磁調理器の使用中はなるべく離れる・電気毛布や電気カーペットは使う前に暖めておき、使うときはスイッチを切り余熱を利用・ドライヤーも頭に近づけ過ぎない。

2003/8/20(水) 東日本の冷夏の影響
鹿児島は連日暑い日が続いているが、東日本では冷夏でいろいろな影響が出始めている。農作物はもちろん、消費も冷え込んでいるとのこと。良かったことと言えば、電気消費量も減って、心配していた関東の大停電が起きなかったくらいかも・・・
とにかく気象のバランスが崩れているのは確かなようだ。30年に1度の異常気象と言われているが、そういう現象が度々になっている気がするのだが。。。
今日のエコ・ニュース:世界遺産登録の声も出ている照葉樹林の森綾町で、8月18日九州電力による鉄塔工事が、市民団体の反対を押し切って着工された。(綾の森を救おう緊急キャンペーン事務局:http://www.happyplanet.gr.jp/

2003/8/19(火) TVで「100円グッズ収納」を見て
今や100円グッズは、雑貨のみならず食料品から衣類、化粧品等など、ありとあらゆるものが売られていて、本当にびっくり!きっと、中国や貧しい国の人達が苦労して作っているんだろうなぁとは思っても、ついつい安さに引かれて買ってしまう・・・(^^;
それにしても、その100円グッズをいろいろ組み合わせて、収納していく技は圧巻!誰か私の家の中もすっきり片付けてぇ〜と言いたいところだが、それより大事なのは物を少なくすること。収納の前に、それが本当に必要なものなのかを考えたい。でも、やっぱり物があふれている・・・捨てられない・・・買わなきゃイイのに買っちゃうんだよなぁ。。。
今日のエコ・ニュース:国土交通省はCO2の排出削減に取り組むトラック運送会社を支援するため、10月から「グリーン経営認証制度」を始める。環境に配慮した経営を実践する企業として認められた運送会社は、この制度に賛同する荷主企業からの発注を受けられる。今後はバスやタクシー会社にも対象を広げ環境配慮の企業を支援していく予定。(鹿児島新報)

2003/8/17(日) 今年の8月15日に思ったこと
今年も、終戦記念日と重なるお盆が終わった。しかし、今年は「戦後」として戦争を振り返るというより、「戦前」を懸念する報道のほうが目立った気がする。それに加えて、私たちの暮らしの中の「お盆」も先祖に思いを馳せることより、夏休みとして休日を過ごす感触のほうが年々強くなってきている感がある。
日本の「お盆&終戦記念日」は、後世に引き継ぐべき大切な国民的な行事だと思う。これから先に別の終戦記念日を作らないためにも、戦争の事実を心に刻みたい。
今日のエコ・ニュース:環境省は04年度から、一般家庭が家庭用小型燃料電池や小型風力発電施設などを何軒かまとまって購入する場合に、自治体などで作る地域協議会に、国と自治体が購入費用の3分の2を補助する方針を決めた。(朝日新聞)

2003/8/13(水) 6万年に1度の火星大接近!
先日「南東の空に火星がきれいに見えるよ」と東京の友人からメールをもらった。目が悪い私でもハッキリ確認できるほどの明るい星を見つけ、「あーあれが火星なんだ」と、なんとなくうれしくなっていた。
その後、別の友人から「火星がすべてのもののプロセスをスピードアップしています。個人であれ、組織であれ、普通であれば一生かかって学んでもいいようなレッスンを経験しています。その密度の高さを善用しない手はないでしょう」というメールの転送ももらった。
今朝のテレビで、今晩は更に満月と火星が並んで見える絶好の天体ショーが見られるとの事。残念ながら全国的にお天気が悪いけど、同じような現象は9月9日も見られるらしい。実際には火星が一番地球に大接近するのは、今月の27日ということです。でも火星は「戦いの象徴の星」と言われているので、少々心配ですが・・・
尚、14日〜16日まで、事務局日誌はお休みにします。

2003/8/12(火) 屋久島に思うこと
テレビの旅番組で屋久島が紹介されていた。屋久杉を始め、海、滝、森、海がめの出産など特有な自然が美しく映し出されていた。
私もこの春、初めて屋久島に行ってきた。「環境自治体会議」に参加での訪問だったし、運悪く台風と一緒になったので、充分に屋久島の自然に触れる事ができなかったことは、とても残念だった。その時、地元の方と話してみて、元々住んでいる地元の人達と新しく屋久島に惹かれて移り住んできた人達の間で、なかなかコミュニケーションがとれていない現実を知った。それに、増え過ぎる観光客はうれしい反面、少々困惑気味の感じだった。
観光と環境保護の間で揺れているのは屋久島だけではないが、憧れの島、屋久島にそのバランスをうまくとってほしいと思っている。
今日のエコ・ニュース:鹿児島郡吉田町で、国内初となる地元資本での風力発電所(総出力1万キロワット超規模・8基)計画が進んでいる。平成17年3月から発電を開始し年間2億5000万円の売上を見込んでいる。(南日本新聞)

2003/8/11(月) みんながつながっている
去年全国11ヶ所で行われた、あるワークショップを機会にたくさんの友人ができ、その中の数人でグループを作り、時々集ったりメールでのやりとりを行っている。まったく知らない所で、全然関係ない生活をしていた者同士が出会い、気持ちを通じさせ、お互いに”今この世を生きる者”として、『チームメイト』のような関係を続けている。
人間関係が希薄になったように言われる現代だが、お互いが心を開いて相手のことも受け入れようとするときに、意外にもたくさんの共通点があることに気が付く。共通点が見つかれば、より相手と『よき友、よいチームメイト』として関係が良好になっていく。。。
「戦争もひとりひとりの心から起きる」というのを聞いたことがあるが、すべての人が自分と繋がっている大事な存在だと思えれば、悲惨な出来事は減っていくように思うのだが・・それは、そんなにむずかしいことなのだろうか。。。
今日のエコ・ヒント:家庭の節電で一番確実な方法は、契約アンペアを下げる事です。最近は50アンペアが主流ですが、うまく電気を分けて使えば一軒屋でも30アンペアで充分です。契約アンペアを下げれば、基本料金は減るし、1アンペア当たりの単価も安くなります。

2003/8/10(日) 紫外線は、まだまだ強い
鹿児島の紫外線は、1年のうちでは7月が一番強いようだ。今年も紫外線指数が13を越えた日があった。最近は、少し落ち着いたとは言え、それでも10を超える日もある。8以上は「非常に強い」段階になるので、まだまだ要注意の時期は続いている。今日も10を越えていた。
先日相次いで、NASAと環境省がオゾン層の現状について見解を異なる発表をした。しかし、いづれも今後40〜50年は、紫外線に注意しなければいけない状態が続く・・・という見通しは同じだった。女性は紫外線対策をこまめに行っている人は多いが、子供達や男性は無防備の人が多いので気をつけてほしい。
今日のエコ・ニュース:船底や魚網にフジツボが付着するのを防ぐために使われた「トリブチルスズ」がヒラメのメスもオス化させてしまうことが実験でわかった。巻き貝をオス化することは確認されていたが、脊椎動物で同様の働きが確認されたのは初めて。(朝日新聞より)

2003/8/9(土) 楽しい発想で環境学習
事務局ミーティングのあと、環境カルタやどんぐり人形を独自で作っている足立さんも一緒にかごしま市民環境会議の学習分科会に参加した。足立さんは、大人から子供まで楽しく環境学習ができるアイディアをいろいろ持っている人だ。
最近は小・中学校の総合学習の時間で、環境問題のことを取り上げるところも増えてきた。私の知る限りでは、「調べる」ことが中心の学習になりがちだが、そこに楽しむ発想ももっと取り入れられるのでは・・・と思う。
暗い話題の環境問題の中にも、子供達なりの楽しいチャレンジ精神がたくさん発掘できるのではないか。そして子供達の素直な”やる気”は、大人も動かす原動力にもなるので、その力は計り知れない。
今日のエコ・ヒント:テレビはコンセントまで抜いて完全にOFFにすることが、待機電力を抑えられて節電に効果的と言われている。しかし実際には今は省エネテレビが普及しているので、見ていないテレビを消すということの方が、当たり前のようだがはるかに節電効果が高い(朝日新聞より)

2003/8/8(金) HPをリニューアルして1週間
おかげさまで、HPをリニューアルして1週間で延べ130名以上の方達が、アクセスしてくださって、事務局一同喜んでいます。
修正・追加作業は、相変わらず毎日ちょこちょこ行っていますので、「前にこのページは見たから・・・」と思っても、たまには、また開いてみてくださいね。どっか変わっているかもしれません。(^^; これからも、追加作業がんばります!
今日のエコ・ニュース:環境省が東京23区のヒートアイランド分析結果をまとめた。それによると、1日の最低気温は、過去100年間で東京都心で4度上昇。東京にビル群が出現し始める直前の1930年当時の地図と比べると7割を占めていた草地は4割弱に、水面面積も15%から8%に、また当時最低気温が25度を超える地点はなかったが、現在は6割以上の地点で25度を超える熱帯夜がおきている。(朝日新聞より)

2003/8/7(木) 環境配慮の企業がもっと増えてほしいなぁ
今日は、事務局メンバーでミーティングを行った。環境配慮の企業を増やしていく活動についてが主な内容だった。
鹿児島でも、ISO14001の認証取得をした企業が少しずつ増えてきた。事業活動でも、環境配慮の重要性が認識されてきた表れだと思う。でも、もっともっと増えてほしいし、いろいろなアイディアで環境保全、汚染の予防に取り組んでほしい。その推進・支援を市民団体として、積極的に行っていきたいと活動を進めている。
消費者の意識が企業を動かすのは周知の通り。人と企業が協働で、体内環境・地域環境・地球環境を考慮した社会の実現を願っている。
今日のひとこと:「原爆の日に思うことは、私たちは原爆の被害から遠のいているのではなく、近づいているのではないかということだ。」(筑紫哲也キャスター)

2003/8/6(水) 「8・6水害」から10年
鹿児島市の甲突川が氾濫、五大石橋が流され、吉野町の竜ヶ水地域では、JR列車やたくさんの車が崖崩れに襲われた。あの時、テレビで生中継されている映像を見ながら「まさかこれが今自分が住んでいる鹿児島なのか!?」と目を疑った。
気象的、地質的、地理的にもいろいろな要因が重なって大惨事が起きたわけだが、一方人的災害ではないかとも聞いている。森や林が団地になり、雨が染み込んだり流れたりする場所がなくなっていった。開発の弊害であることも見逃せない。
そして今日は、広島に原爆投下された日でもある。被爆者健康手帳を持っている人が、今も約28万人もいらっしゃるそうだ。58年も苦しみ続けていることを思うと心が痛む。
今日のエコ・ニュース:欧州各国の40度を越す猛暑は更に深刻さを増し被害が続出している。給水制限、農産物の減収、山火事など、死者も多数出ている。(鹿児島新報より)

2003/8/5(火) 市民共同発電
かごしま市民環境会議で、鹿児島市にも市民が寄付金を出し合って、クリーンなエネルギーを自分たちの手で作ろうという「市民共同発電所」の計画を進めている。
その話を、地域通貨に詳しい堀之内さんに伝えたところ、『太陽光・風力発電トラスト』という95年に日本初の市民共同発電所を立ち上げた団体のHPを教えてくれた。見てみると、「力入っているなぁ」と、ちょっと引いてしまいそうなくらいの熱意が伝わってきた。
でも、本当に原子力発電所はもちろん、今の各発電所の在り方は改善すべきところはたくさんあると思う。エネルギー消費が増えるこの時期、改めて考えたい。
今日のエコ・ニュース:川辺町でイエバエの幼虫を利用して、家畜の汚物や家庭の生ゴミを有機肥料や飼料に変える実験プロジェクトが進行中。順調にいけば、06年には堆肥センターが稼動し、ごみのゼロ化につながると期待されている。(鹿児島新報より)

2003/8/4(月) 水の週間
今、ちょうど「水の週間」らしい。2日の朝日新聞を今日読んで知ったが・・・(^^;
厚生労働省が水道水の水質基準を11年ぶりに改め、来春実施するそうだ。東京のある地域の浄水場は市民団体が毎日監視しているという。今年は臭いと感じたのが1日だけだったそうだが、その市民団体の代表は「おかしい。最新設備に272億円もかかったことを考えると、水源の川をきれいにする方がお金もかからないし、環境にもいいはずだ。」と言っている。
御もっともの意見だと思う。根本問題を解決しなければ、何事も本当の改善にはならない。
今日のエコ・ニュース:全国の主な川の2割が環境基準を満たしていない。湖はもっとひどい。(朝日新聞より)

2003/8/3(日) 親子エコクッキングに参加
かごしま市民環境会議の「親子エコクッキング」の、お手伝いに行ってきました。「正食(マクロビオティック)」の師範である角屋敷さん指導の元、子ども達もがんばっていました。
私に玄米菜食なるものを初めて教えてくれたのは、大学の寮で同室だった日系3世の留学生だった。彼女は、圧力釜持参でブラジルからやってきたのです。
”いい加減な自然食”は続けていますが、これからも楽しくありがたく食べ物をいただいていきたいと思います。
今日のエコ・ヒント:玉ねぎの茶色の皮はダシに使えます。味噌汁やスープのダシを作るときに、昆布や椎茸、野菜の残りなどと一緒に入れると自然な甘味が出ておいしくなりますよ!(角屋敷先生より)

2003/8/2(土) 鹿児島は今日も暑かった!
今日も、昨日同様に修正や追加をしていました。この分じゃあ、全部のページが出揃うのはまだまだ時間がかかりそう。。。遊びに来て下さった方、ごめんなさい!
さて、今日も暑い1日でした。外に出ると焼け焦げてしまいそうでしたね。戸外でお仕事をされている方や遊んでいる子供たちを見るにつけ、紫外線のことが気になります。どうかみなさんも自己防衛に努めてくださいね!
今日のエコ・ニュース:ここ数週間、欧州一帯が猛烈な熱波に襲われ(1870年に記録を取り始めて以来初)、森林火災や干ばつを引き起こし、農作物にも悪影響を与えており、地球温暖化が現実化してきている。(鹿児島新報より)

2003/8/1(金) ホームページのリニューアル版をアップ
1995年に設立後、講演会を開催したり、環境セミナーの講師依頼をたくさんいただきながら、会報発行、はるみさんのご好意でHPの開設・・・など、進化?してきた『地球環境フォーラム鹿児島』は、今年更に活動の場を広めていきます。HPを、リニューアルしたのもその流れのひとつです。
今後は随時更新して、新しい情報をみなさんと共有していきたいと思います。どうぞ遊びにきてください! ・・・と言いつつ、中途半端なままアップしたので、文字通り「アップ・アップ」しながら修正・追加を繰り返しています。  お恥ずかしい。。。(^^;  どうか、ながーい目で、応援してくださいませ。
今日のエコ・ニュース:7月29日に米航空宇宙局(NASA)が、「オゾン層破壊のペースがこの数年で大きく鈍り回復に向かっている」と公表したが、31日環境省は、「われわれの検討では回復の兆しはまだ見られない」と反論を示した。(朝日新聞より)

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