≪電磁波の問題≫
電磁波障害ってあまり聞かないけど??


現代社会は電磁波とともに生きる社会だといっても過言ではありません。
周囲を見れば、電化製品ばかり。
携帯電話の電磁波問題が、最近話題になっていますが、電磁波が私たちの体に、どのような影響を与えるのでしょうか?
このコーナーでは、私たちの暮らしの中にある身近な環境問題、「電磁波問題」について、お伝えします。

 

電磁波問題って何?
電流を流すとその周辺に磁場ができるんだ。電気のあるところには必ず存在するのが、 電磁波で周波数によって種類が違うんだけど、×線やガンマ線などの放射線も電磁波なんだよ。紫外線や可視光線、赤外線も電磁波の一種。問題視されている電磁波は、電子レン ジ、携帯電話、テレビなどに使われている1ギガヘルツ以上の高周波の電磁波で、これは 分子を振動させる発熱効果があり、脳腫瘍や白内障、無精子症などの電磁波障害を人体与 えることが言われているんだ。また、普通の家電製品や高圧送電線から発生する1ギガヘ ルツ以下の低周波の電磁波からも細胞からカルシウムが溶け出し、細胞分裂や遺伝子に異常が起こって、ガン、流産、異常出産などの影響があることが分かってきた。これは非熟効果と呼ばれているんだよ。飛行機に乗るときや病院では、携帯電話や電子機器の使用を 厳しく規制されるけど、実は私達の電気に囲まれた何気ない毎日の生活の中に目に見えな い危険がひそんでいる……それが電磁波問題なんだ。
電磁波障害ってあまり聞かないけど??

高圧線の近くに住む人に白血病や小児ガンが多い(欧米)70年代
・鉄塔の街と呼ばれる、大阪の門真市では白血病・ガンが30倍発生している。
・デスクトップ型コンピューター使用者に流産・障害児出産が多い。
・携帯電話で脳腫瘍になったという訴訟問題アメリカで発生
・携帯電話で心臓ペースメーカーや医療機器、電子回路に異常、誤動作発生
・ホットカーペット、電気毛布の電磁波を問題視 (欧米)93年

電力周波数
高圧送電線
家電製品
ガン・白血病・中枢神経系の機能障害・心臓血管系の機能障害・脳下垂体から分泌されるメラトニンに異常・カルシウム分溶出・異常出産・先天障害など
テレビ・デスクトップ型パソコン 白内障・異常出産・先天障害・精神的ストレス・顔面発疹など
携帯電話 脳腫瘍・白内障
電子レンジ 白内障・無精子症・生殖機能の低下など
赤外線・可視光線 白内障など
紫外線 白内障・皮膚ガンなど
X線・ガンマ線 ガン・白血病など
 
世界での対応は???

・スウェーデンの規制:2ミリガウス(コンピューターは2ミリガウス以下になるよう にシールドしている)
・高圧線地下埋設、移転(人口密集地で1ミリガウス、郊外で2ミリガウス目標)
・アメリカでは93年社会問題化
・放射線防護委員会は規制値2ミリガウス勧告
・イギリスでは2000年13歳以下の子供の携帯電話の使用を禁止
・科学アカデミーは「危険は立証されなかった」と発表 ・電力会社は自主的(予防的)に高圧線の移設、学校、病院の300m以内に建設しない等、 州や市によって様々な規制値 ・日本では、安全と分かるまで規制をかける欧米と違い、危険が証明されるまで何の手も 打たれないのが実状。「防護指針作成へ向け調査中」で止まっている。

 
どうすればいいの??
人体に対して使用する家電製品・携帯電話は、できるだけ使わない。
・使用時間を減らすことが大切! 携帯電話の使用時間は1日30分程度まで、イヤホンマイクを使おう。家電製品は約1・5m以上離れれば大丈夫! ホットカーペットなど密着して使用する物はできるだけ避けたい。
・高圧線からは100m以上離れる。子供部屋の位置を変えるなど。
・意思表示する。安全の立証(疫学調査)
・予防措置の法規制・自主規制。

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