≪応援します! 環境ISO企業≫

 〜自然の営みと一体化した住環境を提供する造園業〜

           株式会社 桂造園


桂造園』さんは、こんな会社です!
『株式会社 桂造園』は間世田武裕社長が、昭和40年に鹿児島市下福元町にて創業。
鹿児島県や市の発注を受け、テーマパーク、公園、街路樹などの造園・剪定工事や、一般家庭の庭作り、店舗内外の緑の空間作りなどを行っている。
また、緑化普及として工場や企業の屋上緑化や、廃棄物の有効利用としてリサイクルチップ、有機改良材の製造販売、樹木の生産販売等も行っている。
京都や千葉からも造園工事依頼がくるほどの技術と実績を積んでいる会社です。
     


ー環境方針ー
(株)桂造園は、鹿児島市の下福元町に所在を置き、樹木の生産・造園・土木・石工事の設計・施工を行っている造園建設業です。

“潤い”と“安らぎ”の緑の空間を創造する事業活動の中で、生活環境の緑化空間が、地球環境に影響を及ぼしている温暖化・紫外線の抑制、CO2の削減に重要な働きをしていることを十分に認識し、自社造園技法を用いたみどりの空間を、少しでも多く創造し、地球の環境汚染の抑制に貢献することが、私たち(株)桂造園の使命であると考えています。
また、事業運営において、エネルギー及び資源の利用、廃棄物の発生により、地域環境、地球環境に影響を及ぼす可能性も持っています。よって、(株)桂造園の事業活動を通して『自然環境に適正な配慮と工夫を行い、心豊で快適な文化的生活環境を整え、社会の持続的発展に貢献する』ために、全社員が一丸となり、環境への影響を常に認識し、下記の方針に基づき、汚染の予防、継続的改善に取り組んでいきます。


環境目的、目標及び行動計画を定め、内部監査・マネジメントレビューを行い、環境保全活動の継続的な改善、汚染の予防を図ります。


環境側面に関する法律や規則、弊社が同意するその他の要求事項を順守します。


お客様に環境へ配慮した施工と管理を行い、自社造園技法の緑化の普及と増産により環境浄化に努めます。

資源の有効利用を図り、省エネ・省資源化に取り組みます。

社内外への環境教育、広報活動を実施し、理解と協力を求めていきます。
  

             2004年1月1日

  株式会社 桂造園
  代表取締役    間世田 武裕
  


環境ISO取得状況
2004年春、間世田吉宣取締役を中心に環境委員会を設立し、構築開始。
市民団体認証取得日:2005年8月31日
認証範囲:造園建築業
 
2005年度目標一覧表
◆2005年度末までに太陽光発電に切り替える
◆2005年度末までに事務用品の30%をグリーン購入する
◆2005年度末までに2004年期を基準にCO2排出量を3%削減する
◆2005年度末までにゴミを11分別する
◆2005年度末までに2004年期の混載ゴミを50%削減する
◆2005年度末までにリサイクルチップ30m3を製造する 有効利用のシステムを構築する
◆2005年度末までに自社造園技法の庭園を5件施工する
◆2005年度末までに屋外緑化面積500m2を新規施工する
◆2005年度末までに室内緑化面積15m2を新規施工する

トップインタビュー  間世田武裕社長にお話を聞きました。
Q: 環境ISOに取り組んだ、きっかけからお聞かせ下さい。
A: 造園業は自然相手の仕事ですので、創業以来、環境に対しては充分気を付けてきましたが、更に“本物を追求したい”という思いから、環境ISOを取得することにしました。
Q: どのような変化がありましたか?
A: より細かいところまで気を付けるようになったと思います。農薬の使い方、廃棄物の分別やリユース、リサイクルなども。
各人の自覚が高まって、これまで以上に使命感をもって、仕事に向かっている姿勢が見られるようになりました。
そして、本物志向を社員みんなの共通意識として持つことができるようになったと思います。造園の世界でも、プラスチック製品の石や偽竹など人工物がたくさんあるのですが、できるだけそういうものは使わない、そして無駄な物は排除する、自然界にあるものを生かすなど、社員それぞれが、自然の生業と人間の技術の融合を心がけて作業を行うようになりました。
Q: 今後はどのような展開を計画していますか?
A: 屋上緑化を積極的に進めていこうと思っています。従来の屋上緑化用の土は軽くするために、人工土を使ったりするのですが、わが社では本物の土を使い、そして芝だけではなく、1m50cmから2mぐらいの高さの木も植えられる、本当の庭のような屋上緑化を提供しています。これも、わが社が追求している本物志向のひとつです。
そして、日本の文化に通じ、五感で感じられる環境作り、更には自然の力に生かされていることを感じるような造園を目指していきたいと思っています。
桂造園のお庭を拝見

事務所前も、さすが造園屋さんという雰囲気が漂っています奥にはもっと広い庭が続いていました。

水琴屈(すいきんくつ)で、水滴が地中に埋めた壺の中で共鳴する、澄んだ音を楽しめます
桂造園の庭を歩いてみると、人の手が入り過ぎた人為的な庭ではなく、自然を生かして庭作りをされていることがよくわかりました。
苔ひとつとっても、ほったらかしにしているのではなく、一番いい状態を保つようにしているという社長の言葉に自然に対する深い愛情を感じました。


桂造園さんの、ここがスゴイ!

自然を生かしながら、本物志向の技術を用いて、更なる緑の創造と普及を行っているところ!

取材後記:「庭師」、「職人」という言葉がピッタリの造園屋さん。出しゃばらず、自然を生かす技術を常に心がけている姿勢に、日本の“わびさび”に通じるものを感じました。
造園資材もプラスチック製の物は極力使わず、天然資材や本物の石や木を使う、人体や環境に悪影響を及ぼす可能性がある農薬や化学肥料は使わない、剪定枝をリサイクルチップにして再利用するなど、環境にも十分に考慮して作業されているところがうれしい。
また、自社の長年培ってきた造園技術で温暖化防止に貢献しようとしているところも頼もしい。
一般住宅の庭も効果的な庭造りをすれば、エアコン使用の軽減が期待できるという。企業や工場の屋上緑化も通常の効果に加えて、造園業ならではの技術で本物の庭並みの屋上緑化が実現しているようです。
本物を尊重し、自然を尊重し、日本文化を尊重する桂造園さんの庭造りに接して、改めて日本っていいよなぁと思いました。今後も、日本の本物の「緑」を追求し、創造・普及させていく桂造園さんに期待します。
(2006年8月18日取材)


株式会社 桂造園


鹿児島県鹿児島市下福元町7068番地
      TEL:099−261−3828  FAX:099−261−3827

URL:http://www.kkatsura.jp/index.htm
Eーmail:info@kkatsura.jp